ビッグデータ分析・活用に必要なITインフラとストレージの条件とは?
先進ユーザー企業、専門家、アナリストが徹底解説!


データ分析を企業戦略の中心に据え、新しいビジネスの実現や他社との差別化を図るという動きが活発しています。
"データ駆動(データドリブン)型企業"へと舵を切り、企業競争力を高めていくためにはデータ分析基盤の変革は不可欠です。なかでも、データを管理・活用するストレージインフラをどう構築するかは経営に関わる重要課題となっています。
近年では、フラッシュストレージ、ストレージ仮想化、スケールアウトストレージなどストレージインフラを支える新しいテクノロジーが多数登場し、自社のITインフラの変革への対応がより実現しやすい環境も整いつつあります。

今回のEnterpriseZine Dayでは、「BigData×Storage~2015年ビッグデータ分析基盤の最新動向~」をテーマに、ビッグデータ/IoT時代のビジネス環境に求められるデータ分析のためのインフラ基盤と、ストレージの最新動向や活用事例、企業システムの今後の方向性について、先進ユーザーや専門家、アナリストが詳しく解説します。 

また当日、ご来場いただいた方には、もれなく書籍『絵で見てわかるITインフラのしくみ』(発行:翔泳社)を進呈いたします!

プログラム

【13:00〜14:30】(90分) 基調講演

Yahoo! JAPANが取り組むビッグデータ分析基盤の最新動向

Yahoo! JAPANはニュースや検索、eコマースなど100を超えるWebサービスやアプリを提供しており、ユーザーの行動履歴ををはじめさまざまなジャンルのビッグデータを保有しています。そして、ユーザーに最適な情報や商品、広告を提供するためにビッグデータを利活用しています。本講演では、Yahoo! JAPANがどのようにデータを利活用しているのか、また、その大規模なデータをどのようなインフラ基盤が支え、処理しているのかについて解説します。

ヤフー株式会社
データ&サイエンスソリューション統括本部 テクニカルディレクター

角田 直行 氏

Profile

2005年入社。Yahoo!地図やYahoo!路線情報、Yahoo!ウェブ検索、検索エンジン、検索プラットフォームなどの開発に関わる。現在はユーザー行動履歴を中心とするデータの収集や処理を行うデータインフラのテクニカルディレクターを務める。

ECマーケティングの差別化ポイントはインフラにあり
~ゼロスタートのデータ活用を支えるITインフラとストレージ活用の実践~

EC市場が成長するにつれてユーザーの裾野が広がりこれまでよりはるかに複雑なマーケティングロジックが必要とされてきています。 旧来は単に商品をリストアップしてあとはユーザーに探してもらえば良かったのが、今ではECサイトでいかにオススメの商品を効率よく見つけてもらうかを考えねばなりません。 単に同時アクセス数や商品数の多さに対応できるだけではなく、ユーザー毎に最適の商品を提案するマーケティングロジックを処理してストレスなく表示するのに最重要なのがインフラです。 ゼロスタートのEC商品検索・レコメンドエンジンが大手企業に採用される本当の理由はそのインフラにあります。セミナーでは実例を踏まえて解説致します。

株式会社ゼロスタート
代表取締役社長

山崎 徳之 氏

Profile

青山学院大学卒業後、アスキー、So-netなどでネットワーク、サーバエンジニアを経験。オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)のデータホテルを構築・運営の後、2003年海外においてVoIPベンチャーを創業。2006年6月に株式会社ゼロスタートコミュニケーションズ(現株式会社ゼロスタート)を設立、代表取締役就任(現任)。

【14:40〜15:20】(40分)

EMC Federationによるビジネスデータレイク戦略

データウェアハウスに変わる新しいビッグデータ分析基盤として注目されているデータレイクアーキテクチャ及び、ビッグデータ基盤を提供するPivotal社とエンタープライズストレージのEMCの連携によるビジネスデータレイクソリューションをご紹介します。

EMCジャパン株式会社
マーケティング本部 プリンシパルマーケティングプログラムマネージャー

若松 信康 氏

Profile

通信機器、セキュリティ、モバイル、データベース等の分野でのSE、コンサル、マーケティングを経て、2008年よりEMCジャパンにて、仮想化/クラウド関連のマーケティング活動に従事。

【15:30〜16:10】(40分)

ビックデータ時代の救世主
オールフラッシュアレイにより既存環境を変えずに低コストでデータベースを高速化

「ビックデータをリアルタイムに分析し、経営戦略に役立てる」、よく耳にするビックデータの話題。
DWHアプライアンス、インメモリDB、CEPなどのリアルタイムビジネスソリューションはありますが、既存システムに大きくメスを入れ、さらにコンサルタント費用が発生するとなると導入障壁は高いです。一方で、既存システム環境のチューニングやソフトウェア的な解決では限界があります。
本講演では既存システム環境の性能を限界まで引き出すアプローチとして、今回のテーマであるストレージに着眼し、既存ストレージを『置き換えるだけ』でビックデータ分析基盤を高速にするオールフラッシュアレイのViolin Memoryをご紹介します。また、国内1次代理店であるマクニカネットワークスからはオールフラッシュアレイ導入事例のご紹介を致します。

VIOLIN MEMORY 株式会社
システムエンジニア本部 本部長

森山 輝彦 氏

Profile

80年代後半より、日本アイビーエムにて、サーバー/ストレージの製品ソリューションを担当し、2002年からは、EMCジャパンにて、ハイエンドストレージ・マネージメントを中心としたPS部門を担当。PS本部長を経て、最新テクノロジーを日本市場に展開すべく2013年よりViolin Memoryの日本法人に転進。

【16:20〜17:00】(40分)

ビッグデータ分析基盤が直面する課題を解決
スケールアウト型オブジェクトストレージの概要と活用例

ビッグデータ分析がもたらす価値が広く理解されるにつれ、Webサービスだけではなく、企業ITにおける活用も本格化しています。これらの分析用ログ等の大量データは、企業の部門独自で調達するストレージに保管されることも多くサイロ化につながります。また、このデータのバックアップやアーカイブ、DRやBCPについても企業IT全体で取り組む必要があります。このような課題は、大量データを信頼性、拡張性、経済性高く保管できる「スケールアウト型オブジェクトストレージ」により共通ストレージ基盤を構築することで解決できます。本講演では、その概要と仕組みに加え、代表的な製品でありHadoop連携が可能な「CLOUDIAN HyperStore」についてもご紹介します。

クラウディアン株式会社
取締役 COO

本橋 信也 氏

Profile

日本、米国シリコンバレーを主な開発拠点としグローバルに事業展開をするクラウディアンの取締役 COO。主力製品のSDS(ソフトウェア定義)のクラウド・オブジェクトストレージ製品であるCLOUDIAN HyperStoreの事業展開を推進。共著に「NOSQLの基礎知識 - ビッグデータを活かすデータベース技術」がある他、多くの専門誌に寄稿。


【17:10〜17:50】(40分) 特別講演

エンタープライズストレージのメガトレンドとIoT時代に備える戦略

IoT(モノのインターネット)はビッグデータを推進し、ビッグデータはストレージ活用を推進します。すなわち、来たるべきIoT時代に備えるためには、競合他社に先んじたストレージ管理戦略が不可欠となります。本講演ではフラッシュを中心に、エンタープライズストレージの動向について概説すると共に、中短期的にユーザー企業が取るべきストレージ戦略について提言します。

株式会社テックバイザージェイピー
代表

栗原 潔 氏

Profile

日本IBM、ガートナージャパンを経て2005年より現職。先進的ITと知的財産権に関するコンサルティングに従事。「ライフサイクル・イノベーション」などビジネス書翻訳多数。Yahoo!ニュース個人で情報発信中。弁理士。技術士(情報工学)。金沢工業大学客員教授。

開催概要

イベント名 EnterpriseZine Day「BigData×Storage」
~ 2015年 ビッグデータ分析基盤の最新動向~
日時 2015年4月23日(木)13:00~17:50 (受付開始/12:30)
会場 ベルサール神保町
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-2-1
住友不動産千代田ファーストビル南館2F
主催 株式会社翔泳社 EnterpriseZine編集部
スポンサー EMCジャパン株式会社
マクニカネットワークス株式会社
クラウディアン株式会社
参加料 無料 (事前登録制)
問い合わせ EnterpriseZine Day運営事務局(E-mail:info_ezday@shoeisha.co.jp)

主催

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