新型コロナウイルスの出現により、新たに「感染症対策」がサステナブル経営の要件に追加されました。世界はこの問題に立ち向かうためITテクノロジーを駆使しましたが、その副作用としてサイバー攻撃の餌食になった企業も少なくありません。このような状況に加えて見落とせないのが世界各国のルール形成です。米中経済戦争に加え、中印の関係の冷え込み、欧州の外資投資規制強化など様々な新しいレギュレーションが誕生しています。これらを鑑みた、正しいDXとゼロトラストを前提としたサイバーセキュリティのニューノーマルについてお話しします。
多摩大学ルール形成戦略研究所
首席研究員
幼少期より世界各国の著名ホワイトハットと共に互いに各々のサーバーに対して侵入を試みる「模擬戦」を通じてサイバーセキュリティ技術を独学。国内セキュリティベンダー、大手検索エンジン企業、米国会計系コンサルティングファームを経て現職。英国会計系コンサルティングファームにて安全保障を起点とするサイバーセキュリティ対策の責任者、多摩大学ルール形成戦略研究所にサイバーセキュリティ領域における国際標準化研究担当の首席研究員、米国軍事系シンクタンクにてサイバーセキュリティの視点から国際動向を分析するYoung Leaderとして活動。