サイバーセキュリティ戦略が閣議決定されてから約2年が経過しました。この2年間には、様々な新しい情報通信サービスが導入され、普及が進んでおります。また、新型コロナウイルス感染症については未だ収束への道筋が十分に示せないままに現在に至っていますが、その感染症対策の一環としてテレワークの活用などが積極的に進められております。一方で、このような状況変化を逃さずにサイバー攻撃が次々と発生しています。このような状況認識の下、サイバーセキュリティ戦略本部が決定した政府の年次計画及び特に加速・強化すべき取組を紹介します。
内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンター
副センター長 内閣審議官
平成元年旧郵政省(現総務省)に入省し、2018年8月より現職に就いております。2011年~2014年には通信、電力、金融等の重要インフラ分野における情報セキュリティ対策の担当も経験いたしました。現職では、サイバーセキュリティ戦略本部事務局を担当しており、2018年7月に閣議決定されたサイバーセキュリティ戦略をとりまとめるとともに、官民の枠を超えた情報共有を行うサイバーセキュリティ協議会に関するサイバーセキュリティ基本法の改正及び協議会設立に携わっております。