国内8,400万人のユーザーが利用する「LINE」。2020年2月以降、新型コロナウイルスの影響で、「LINE」の利用率を急速に伸長しました。その頃、LINEのサイバーセキュリティのチームは、withコロナ時代の新しいLINEのサービスに対するセキュリティ、トラスト&セーフティ、プライバシーの対応に奔走してきました。
また、国内・海外も含めたリモートワーク環境拡大への対応、Zero Trustベースのネットワーク接続環境の構築など、新しい取り組みにもチャレンジしてきました。この波乱万丈の日々を振り返りつつ、withコロナの時代に求められるサイバーセキュリティについて総括します。
LINE株式会社
サイバーセキュリティ室・室長
ICカードOSなど開発経験後、Webやモバイル系のシステムや携帯キャリアのコンシューマーIDのセキュリティコンサルティングを経て2015年にLINEに入社。以降、LINEアカウントやLINEが提供する様々なサービスのセキュリティ強化及びコンサルティング、LINEのセキュリティブランディングの強化、セキュリティ系イベントの企画・運営等を推進。現在、サイバーセキュリティ室室長としてセキュリティ戦略チームやTrust & Safetyチームを統括する。また、FIDOアライアンス ボードメンバーであり、FIDO Japan WG副座長。