B-9 09/15 16:40 ~ 17:20
サイバー脅威の変化に適合しない「戦略と対策を継続」することで増大するリスク

攻撃目的が明確なマルウェア感染(ランサム)やDDoS攻撃(脅迫)に加え、意図不明な情報窃取や機能低下に繋がるサイバー侵害が増加している状況について、報道やSNSだけでなく、身の回りの出来事で実感することが増えています。これらの現象から窺(うかが)い知ることができる変化の中心は、"攻撃の技術や手法"から、"戦略と仕組み"に移行しています。私たちはこのような「潮目の変化」を見落とさずに、既存のセキュリティ戦略を変えなければなりませんが、残念ながら多くの組織ではほとんどそれができておらず、いたずらにリスクを増大させています。本講演では、この観点で詳しくお伝えします。

名和 利男[サイバーディフェンス研究所]

株式会社サイバーディフェンス研究所
専務理事/上級分析官

海上自衛隊において護衛艦のCIC(戦闘情報中枢)の業務に従事した後、航空自衛隊においてプログラム幹部として信務暗号・通信業務/在日米空軍との連絡調整業務/防空指揮システム等のセキュリティ担当業務に従事。その後JPCERTコーディネーションセンター早期警戒グループのリーダ等を経て、サイバーディフェンス研究所に参加。専門分野であるインシデントハンドリングの経験と実績を活かして、CSIRT(ComputerSecurity Incident Response Team)構築、及びサイバー演習(机上演習、機能演習等)の国内第一人者として支援サービスを提供。近年はサイバーインテリジェンスやアクティブディフェンスに関する活動を強化しています。

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