生成AIの活用が広がるなか、AIエージェントを継続的かつ安全に業務へ組み込むためには、AI特化型基盤の整備と、その上でスピーディに開発を進める内製開発体制の両方が重要になっています。みずほフィナンシャルグループでは、AWS上に構築したAIエージェント基盤「Wiz Base」について、Amazon Bedrockを用いたマルチLLM構成を採用しながら、セキュリティ、監査性、権限統制など金融機関に求められる要件を踏まえて設計・整備を進めてきました。あわせて、内製開発ラボでは、Wiz Base上で業務に根差したAIアプリやAIエージェントを機動的に開発し、現場での活用につなげています。本講演では、Wiz Baseをどのような考え方で構想し、形にしてきたのかという基盤づくりのプロセスと、内製開発ラボによる開発の進め方や具体的な取り組みを通じて、AI活用を現場に定着させていくための実践をご紹介します。
齋藤 悠士 [みずほフィナンシャルグループ]
株式会社みずほフィナンシャルグループ
デジタル戦略部 テクノロジー第二チーム AI開発担当 次長
2012年から国内金融機関で融資審査、途上管理、現金輸送、ATM出店計画に従事。2017年からネット銀行で預金プロダクト、事務企画、システム更改、アプリ改善を担当し、内製アジャイル開発リーダーとして法人口座開設オンライン化を完遂。2023年9月より現職で、内製開発組織運営とAIエージェント基盤・みずほLLM開発を統括。大阪大学大学院修了。