大阪ガスでは、「ヒト」を経営戦略実現の起点と位置づけ、戦略と人事施策を高度に連動させるタレントマネジメントを推進しています。しかし、導入にあたっては過去45年分・約1万2000組織に及ぶ膨大な人事データの整理が大きな壁となっていました。
本講演では、AI技術を活用して過去の組織履歴を18の「経験領域(テクニカルスキル)」に紐づけ、社員約5000名のスキル可視化を実現した具体的なプロセスをご紹介します。また、整備したデータを基にしたサクセッションプランの可視化や、不足領域への人員シフトを意識した社内インターンシップ(タメスキル)や人材公募(チャレンジ制度)、さらには「ポータブルスキル」導入による適材適所のマッチング向上など、具体的な取り組み事例をご紹介します。
また、これらの取り組みを進める際の、完璧を求めず「6~7割の完成度でもまずは実践し、走りながら改善する」というマインドセットや今後の展望についてもお話しします。
大阪ガス株式会社
人事部 人材開発チーム マネジャー
2000年大阪ガス株式会社入社。家庭用営業、経済産業省への出向を経て、計画・企画部門にてガス全面自由化対応や導管部門の分社化(法的分離)の責任者を務める。 2022年4月より人事部にて、人事管理(異動配置等)やタレントマネジメントの推進に従事。
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