米百貨店メーシーズのCEOがオムニチャネル化宣言をした2011年から、今年で5年目。
オムニチャネルとは、店舗やイベント、ネットやモバイルなどのチャネルを問わず、あらゆる場所で顧客と接点を持つというところから始まりました。5年目を迎える今、各社それぞれ「オムニチャネル」の解釈をアップデートして、新たな取り組みを推進していく時期といえるでしょう。
当セッションでは、中古ブランド品の買取・販売といったリユース事業を行うコメ兵が、オムニチャネル推進に取り組み始めた頃から現在までの戦略を振り返って頂きます。
コメ兵はオムニチャネル化の推進を先進的に取り組んでおり、顧客がECサイトで店舗へ商品を取り寄せ、実際に商品を見てから購入してもらう施策を展開し、大きく売上を向上させました。
また、オンライン売上高のうち、取り寄せ施策経由の割合が50%を超えるなど、店舗やECのチャネルを意識させない取り組みで着実に成果を上げています。今回同社がこれだけの成果を上げるために、組織体制の構築から、良いパートナーの選び方、社内で施策を浸透させる方法など、現場で培ってきた情報を共有します。
藤原 義昭 [コメ兵]
株式会社コメ兵
IT事業部 部長
1999年株式会社コメ兵入社。2000年に同事業部のEC立上げに携わり、2010年現在のIT事業部の前身であるWEB事業部を新部門として設立同部長に就任し、2014年基幹システムを含む社内システム全般を統括するIT事業部に業務範囲を拡大し、現在WEB事業(EC、買取)ならびに全社WEBマーケティング、全社内システムを統括している。