20-B-9 09/20 17:45 ~ 19:00
ライトニングトーク:全体設計重視のマス×デジ施策、AIによるインスタのいいね予測、データ統合とマーケターのスキルセット、「場所」による共感型コラボマーケ、Amazon分析による消費者インサイト、元芸人マーケターのBtoBセミナー論

  

マーケターによる会社の枠を超えた発信の場を提供したいという願いから始まったMarkeZine Dayの公募セッション。今回はライトニングトークの形にすることで、限られた時間の枠内で凝縮されたスピーチを次々に聴くことができるようにしました。プログラム終了後は会場を移して懇親会が始まりますので、登壇者とスピーチの内容についてディスカッションを深めることもできます。

助川 健太郎 [ウエディングパーク]

株式会社ウエディングパーク
マネージャー

2006年、株式会社アイ・エム・ジェイに新卒入社。広告領域を中心に経験。2013年、株式会社ネクステッジ電通の立ち上げメンバーとしてジョイン。電通本体にも出向しつつ、マネージャーとして案件を推進。2016年、株式会社ウエディングパークに入社。現在は刈り取り施策をメインに担当しつつ、自社サイト内広告枠の管理やブランディング領域も兼任し、ターゲットへのアプローチの全体設計から担当。

非日常メディアの認知・獲得施策
「結婚」という誰もがターゲットになりうる事業領域。ただ、式場探しはニーズが顕在化するモーメントを捉えるのが難しく、非日常的な行動のため式場探しに直面していないターゲットに接触しても自分ゴト化されず、忘却される可能性も高いというのが課題です。そんな背景の中、サービス認知と利用を促進するためのマス×デジタルの動画広告施策を実行しました。結婚に対するポジティブなイメージを訴求する空間づくりと、デジタルで連携した獲得施策も実施したことで、サービス名の検索数が増加、獲得施策のCVRも上昇という結果が出ています。(Facebookの公式事例にも掲載)直近でも、細かいターゲティング施策よりも幅広いターゲットを想定した施策でより成果が出やすくなっており、リターゲティングに頼るよりも全体設計を重視した施策を 展開していくべきだと考えています。


長谷川 直紀 [コムニコ]/高橋 智貴 [NHN テコラス]

長谷川 直紀
株式会社コムニコ 取締役 COO

立教大学経済学部卒。新卒でサイバーエージェントに入社し、営業部門でデジタル広告全般の業務を経験した後、博報堂とのジョイントベンチャー立ち上げに従事。オフラインのマーケティング業務も経験。2013年にコンサルタントとして株式会社コムニコに入社。キャリアを活かしたソーシャルメディアの活用+αの提案を得意とし、企業のマーケティング活動全体の戦略立案、コンテンツのプランニング、キャンペーン設計などに従事。2014年10月に取締役に就任。現在はコムニコの事業全般を統括。

高橋 智貴
事業戦略室 データサイエンスチーム データサイエンティスト

京都大学大学院で数学を専攻し修士号を取得後、NHNテコラス株式会社へ入社。データサイエンティストとして主に画像認識の研究開発に従事。統計分析のコンサルティングや、ディープラーニング等の画像認識系のシステム開発経験を持つ。

AIがInstagramのいいね数を予測!?
ハッシュタグフォロー機能開始によって、生活者は「誰(企業)」が発信した情報なのかよりも、「興味関心」を重視するようになりました。最近では、日本でもInstagramショッピング機能の利用が開始となり、企業の活用も今後増えていくことが予想されますが、興味関心軸で繋がるInstagramでは、画像コンテンツ自体の生活者に与える影響が、今まで以上により大きくなっていくと考えられます。弊社では、AIがInstagramに投稿した画像が、「どの程度いいね!を獲得するか」を推測する仕組みの開発を進めており、セッションでは、実際にAIでいいね!数を予測させ、投稿し、その予測値が正しいかどうかを検証したいと思います。


中川 祥一 [JapanTaxi]

JapanTaxi株式会社
マーケティング部 コミュニケーションデザイングループ グループマネージャー

2009年4月、株式会社アサツー ディ・ケイに入社。デジタル領域をADKインタラクティブ(当時)に出向の後、消費財メーカー、食品の宅配チェーン、ゲーム・アプリ会社などのデジタル広告やマスメディアを含めたメディアのプランニング、データ分析業務等に従事。2016年3月よりJapanTaxi株式会社に入社。タクシー業界というレガシーな業界にテクノロジー・デジタルの力を注入することで、業界を内側から変革していくことを目指すチャレンジをする企業の中で、主にタクシー配車・決済アプリ「全国タクシー」のマーケティングを担当。

意思決定のスピードを高めるためのデータ統合とマーケターに求められるスキルセット
JapanTaxiでは「全国タクシー」という国内最大のタクシー配車・決済アプリを開発、運営しています。タクシー業界というレガシーさを感じる業界ではありますが、アプリやタクシーの収集するデータを活用したマーケティング上の意思決定を行なっています。今回は主に広告の効果分析を行うためにデータを統合し、可視化、分析、意思決定を行うプロセスを踏む中で見えて来たマーケターのスキルセットについてご紹介したく存じます。


堀田 遼人 [スペースマーケット]

株式会社スペースマーケット
マーケティング担当

一橋大学商学部卒業。株式会社Viibar 、株式会社SEEDATAでインターンとしてマーケティングや商品開発に従事。株式会社リクルートホールディングスに新卒入社し、不動産ポータルサイトの企画開発に携わる。その後、株式会社スペースマーケットに参画し、プロダクトマネジメントやマーケティングを担当。デジタルマーケティングからPR施策、マスマーケティングまで幅広く携わる。

企業の垣根を越える共感型コラボマーケティングとは? 成功・失敗事例から学ぶ新しい共創のあり方
スペースマーケットは簡単に場所を貸し借りできるようにするweb・アプリサービスです。これまで、「場所・空間」を軸に様々な企業とコラボレーション施策を実施してきました。その成功・失敗事例から他企業とのコラボレーション型マーケティング施策を実施する上で役立つノウハウをご紹介します。


杉山 開一朗 [スリーエムジャパン]

スリーエムジャパン株式会社
コンシューマービジネス デジタルコマース部 セールス&マーケティング マネージャー

2004年住友スリーエム(現スリーエムジャパン)に工業用のテープ技術開発として入社。その後同部門のマーケティング、その後シックスシグマ(ブラックベルト)を経て、現在のデジタルコマース部でマーケティングとして従事。

アマゾンでのビッグデータ分析から消費者インサイトを捉えたプロモーション 
日本での最大のeコマースサイトであり、グロースを続けるアマゾンとの取り組み方は自社ビジネスのグロースに欠かせないものとなってきている。一方でそれにまつわる価格(プライスマッチ)の問題も生じてきている。それに対してどのように取り組み成果を挙げていくか。アマゾンではビッグデータが解放されており、それをそれぞれのコンセプトを持って分析していくことで解答を導きだし、PDCAを高速でまわして成果を挙げる方法とは何か。それについて語ります。


井上 裕司 [Repro]

Repro株式会社
Marketing

1983年生まれ、神奈川県横須賀市出身。高校卒業後は、携帯電話販売員やバーテンダーとして勤務。当時お笑いを目指していた同僚に誘われ出場したM-1グランプリをきっかけにお笑いの道へ進むことを決意し、お笑い養成所「東京NSC」11期生として入学。卒業後は、よしもとクリエイティブエージェンシーにて活動。2013年に引退し、株式会社オリエンティに入社。大手通信キャリア向けセールスプロモーション企画営業や人材コーディネーターとして勤務。2017年Repro株式会社にマーケターとしてjoin。現在はオフラインマーケティング責任者を担当。

元芸人が未経験でBtoBスタートアップに飛び込んでセミナーを開催しすぎた話
30を過ぎた業界未経験のオッサンが、ひょんなことから少数精鋭主義のSaaSスタートアップにマーケターとしてJoinし、年間50回以上を超えるセミナーやミートアップの運営、2,000名を超える参加者の反応から気づいたオフラインマーケティングで成果を出すために大事なこと。芸人時代にひたすら培った定性分析の経験と、超ロジカル主義集団に入って取り組まされた定量分析により得られたものとは。Webマーケティングと違ってなかなか出回らないセミナーマーケティングのノウハウを成功事例だけでなく失敗事例も含め、これから取り組む方々のためにできるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。