コロナ禍を経て生活者の消費行動は急激に変化し、特にリアル店舗を主軸として生活者と近い距離にあった小売/流通企業は大きな影響を受けています。以前と比べて、企業と顧客のタッチポイントが限定的になったことは言うまでもありません。
新たな時代におけるコミュニケーションでは、「データを活用した顧客理解」と、それを踏まえた「マーケティング施策の改善」がもはや必須とされているのではないでしょうか。
一方、マーケティングへのデータ活用には専門的なノウハウが不可欠です。社内における顧客データの分断や、ツール選定の要件定義などは難しく、スタートラインに立てていない企業は少なくありません。
本セミナーでは、マーケティングにおいて効果的なデータ活用を実践する2社を招き、その実践例を紹介。これから本格的なデータマーケティングに取り組む企業にとって、乗り越えるべき課題を整理し、その解決のヒントを探ります。
昨今、生活者の購買行動の変化にも現れているように、顧客のライフスタイルの変化、ライフステージの変化など様々な要因でブランドスイッチは起こりえます。顧客一人ひとりに長くブランドを根付かせ、LTVを向上するためにはどのような取り組みが必要なのでしょうか?
女性向けの靴下・下着・ルームウェアを幅広く展開する「チュチュアンナ」では、顧客データ基盤を整備し、顧客行動の可視化、それに基づく施策改善を推進。コミュニケーションのパーソナライズやレコメンド、店舗/EC間の相互送客に活用することで、クロスセルやクロスユースを広げ、LTVの向上に取り組んできました。
本セッションでは、同社でデジタルマーケティング部を率いてきた池田氏が登壇。チュチュアンナがどのようにデータを管理し、施策に活用してきたのか、また施策を改善するために持つべき視点を語ります。
株式会社チュチュアンナ 情報システム部 DX担当
NECソリューションイノベータ、Chatwork、シナジーマーケティング、デロイト トーマツ コンサルティングを経て、チュチュアンナへ入社。デジタルマーケティング部マネージャーとして、デジタル戦略立案、CX向上、MA導入、BI活用、アプリ・ECシステム開発、マーケティングリサーチ等に従事。2021年8月より情報システム部DX担当として、店舗や物流等も含めた全社のDXを推進。
ケンタッキー・フライド・チキンと聞くと、イベントなど「ハレの日」の代表的な食べ物として連想する方も多いのではないでしょうか。
日本ケンタッキー・フライド・チキンでは、ユーザデータの統合とマーケティング施策の最適化を通じ、日常的に利用されるフードサービス像の実現に取り組んでいます。本セッションでは、同社におけるデータ活用の課題と、目指す姿に対しどのようにデータドリブンマーケティングを推進していったのか、プロジェクト概要をご紹介いたします。
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社 マーケティング部 CRM 推進課 部長代行
インターネット黎明期よりクリエイティブ/デジタルメディア開発領域において従事。デジタルエージェンシーである株式会社アイ・エム・ジェイにてクリティティブ部門を統括。複数のBtoC企業にてデジタルマーケティング部門を統括し、2019年より日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社に参画。アプリなどのオウンドメディア開発・運用/CRM/SNSなどデジタルマーケティング領域を統括・推進。
株式会社博報堂 マーケティングシステムコンサルティング局 コンサルタント
2016年博報堂入社以来、データ/デジタルを起点に、クライアントのマーケティング高度化を支援する専門組織にて、金融、自動車、消費財メーカーなど様々な業界向けのマーケティング戦略立案~実行支援に従事。現在は、マーケティングシステム導入/活用を支援する専門組織に異動し、データマーケティングの実行フェーズへの理解を基に、実効性のあるシステム導入支援および活用の定着化を通じて、 クライアント企業のマーケティングDXを支援。
インキュデータ株式会社 ソリューション本部 データソリューション部 部長
国際教育機関を経て、外資系マーケティングリサーチ企業に入社。データアナリストとしてメディア業界、家電業界などのリサーチ及びコンサルティングに従事。データを活用したマーケティング戦略立案や新規事業開発を手掛ける。その後、メディア企業にて全社データ統合/活用プロジェクトをリード。BIツールによる可視化や各種ツールを活用したOne to Oneマーケティングを推進。2020年よりインキュデータに参画。コンサルタント/データサイエンティストとしてDX領域におけるコンサルティングに従事。
MarkeZine編集部・安原が、セミナー全体を振り返りつつ、KFC×博報堂×インキュデータの取り組みをさらに深堀り。
参加者の皆様からのご質問にもお答えいたします!
※本セッションは予定よりも早く終了する場合がございます
本イベントでは、すべての参加者、スピーカー、スポンサーとスタッフはイベント開催中およびその前後を含め以下の行動規範に従うことへの同意を必要とします。主催者はイベント開催を通じてこの規範の実施を徹底します。私達主催者は誰にとっても安全な環境を確約するためにすべての参加者が協力することを期待しています。
全員がハラスメント行為なく、本イベントに参加し体験できる環境の提供に最善を尽くします。私達主催者は、イベント参加者によるあらゆるハラスメント行為を一切許容しません。
ハラスメント行為には、言葉による性別、性的指向、障碍の有無、外見、身体の大きさ、人種、民族、国籍、宗教に関する攻撃的なコメント、公的空間での性的な映像表現、意図的な威力行為、ストーキング、つきまとい、写真撮影や録音によるいやがらせ、トークやその他のイベントに対して繰り返して中断しようとする行為、不適切な身体接触、そして望まれない性的な注意を引きつける行為を含みます。
他者を傷つける・苦痛を与える・不利益を与える言葉や行為、映像表現を使うことは会場およびイベントに関連するいかなる場でも不適切であり、その適用範囲は発表やトークの内容、ワークショップ、展示、関連パーティー、ツイッターやその他のオンラインメディアでの発言を含みます。これらのルールを破ったイベント参加者は、主催者の判断によって、会場中の行動を制限されたり、参加費(協賛金)の返却なく、本イベントからの追放処分を受けることがあります。
この行動規範は「会議での行動規範」をべースに改修し、Creative Commons Attribution 3.0 Unported Licenseでライセンスされています。