マーケティングにおいては“感性”も重視されますが、一方ではそれを裏付け再現性を高める“データ”も同等に重要視されます。
「食の感動で、この星を満たせ。」というスローガンのもと、全社一丸となって顧客体験価値の向上に取り組んでいる丸亀製麺が「MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)」を取り入れたのは、約6年前のこと。
現在では、MMMがマーケティング活動の全体最適の中核を担っており、デジタル・SNS広告はもちろん、TVCMを含むオフライン広告やアプリクーポン施策、PR露出、NPSなどあらゆるマーケティング活動の効果をMMMにより可視化しています。
マーケティング投資の最適化と施策の勝率の向上とともに、“感性”に基づく仮説を裏付ける意味でも、MMMが重要な役割を果たしているのです。
本講演では、丸亀製麺の取締役マーケティング本部長である南雲氏が、MMMを切り口に同社の感性ドリブン×データドリブンのマーケティングについて紹介します。
株式会社トリドールホールディングス 執行役員 CMO
株式会社丸亀製麺 取締役 マーケティング本部長
早稲田大学大学院商学研究科卒MBA。コナミスポーツ、サザビーリーグなどBtoCの事業会社において、様々なブランドのマーケティング責任者を歴任。“感動(KANDO)”を起点に、感性とデータ両側面から持続的に選ばれる確率を高める「感動ドリブンマーケティング」を推進。丸亀製麺のリブランディングや「うどんで日本を元気にプロジェクト」によるブランド価値向上、『丸亀うどん弁当』・『丸亀シェイクうどん』による新しい価値創造による新規顧客の創造など、ビジネスと企業価値をグロースさせ続けるマーケティングの革新と拡張に取り組む。