育児・介護休業法はこれまで短期間に複数回の改正が行われ、特に仕事と育児の両立に対する制度は様々な制度が整備されてきました。そして、2024年5月に成立した改正育児・介護休業法では、更なる制度の充実が図られています。2025年4月と10月に施行されるこの改正法について、現状企業で発生している事象の傾向をとらえつつ、施行までにやるべきことを解説いたします。
社会保険労務士法人名南経営
特定社会保険労務士 産業カウンセラー
愛知県立大学卒業後、システム開発職、企業秘書職を経て、2002年に名南経営に入社。社会保険手続、給与計算業務(特に新規立ち上げ支援)に従事する傍ら、人事労務分野でコンプライアンス遵守に向けた指導を進めるようになる。現在では、人事労務分野での指導を主として行いつつ、書籍執筆・各種講演を精力的に行う。労務ドットコムブログのメイン執筆者であり、人事労務の最新情報をホームページ・ブログ・メルマガ・facebook・X(旧Twitter)などで発信し続けている。
代表的な著書に『図解ポケット 産休・育休制度の基本と仕組み』(秀和システム)、『新版総務担当者のための産休・育休の実務がわかる本』(日本実業出版社)、『増補版こんなときどうする!?社会保険・給与計算ミスしたときの対処法と防止策31』(労務行政)などがある。