B-4 10/18 12:50 ~ 13:20
三井住友銀行におけるデザイン導入・浸透の取組 -歴史ある大企業におけるデザイン活動の挑戦-

2000年代中盤以降、日本においてもビジネスへのデザイン活用は広く知られることとなりました。その一方で、実際にデザインを積極導入して先進的なプロダクトやサービスを創出したり、組織改革を実現できたりするのは、著名な先進企業や一部の優秀な人財であり、自分や自社には、難易度が高いと考えるビジネスパーソンは少なくないのではありませんでしょうか。300年以上金融業を営み約3万人の従業員を擁する歴史ある大企業、三井住友銀行が1人目のデザイナーを採用したのはわずか7年前の2016年。その三井住友銀行は、どのように既存組織へのデザイン浸透を図ろうとし、どのようにデジタルプロダクト開発にデザインを活用していったのでしょうか。歴史ある大企業における、小さな挑戦の活動を紹介します。

金子 直樹[三井住友銀行]

株式会社三井住友銀行
リテールIT戦略部 チーフデザイナー

2006年、知人と起業。ECサイトの運営や、Webサイト・アプリの企画・制作を担当。その後デジタルマーケティング会社に入社し、Webサイトの企画・制作・運用業務を経て、2017年、三井住友銀行に入行。UI/UXを専門領域として、既存サービスの改善や、新規プロダクトのデザインリードを担当。社内へのデザイン浸透も行っている。

松下 耕太郎[三井住友銀行]

株式会社三井住友銀行
リテールIT戦略部 上席推進役、デザインマネージャー

2004年、総合電機メーカーに入社し、生活・公共分野のハードウェアププロダクトのデザイン開発、エネルギー・ライフ分野などのサービス開発、イノベーション創生のための協創方法論研究に従事。2023年、三井住友銀行に入行。デザインマネージャーとデジタル企画員を兼務し、SMBCグループにおけるデザイン拡大戦略の検討と金融デジタルサービスの企画を推進。