B-6 07/30 16:55 ~ 17:35
企業変革のジレンマの乗り越え方──構造的無能化に抗う、大手企業での新事業開発の実践

埼玉大学経済経営系大学院 宇田川准教授の3冊目の著作『企業変革のジレンマ── 構造的無能化はなぜ起きるのか』(日経BP 日本経済新聞出版)が刊行されます。

本セッションの前半は、著作のキーメッセージとなる「構造的無能化」とは何か。そのことにより起こる「企業変革のジレンマ」とは何かなどに関して、宇田川氏から解説いただきます。また、企業変革の実践者として、荏原製作所 マーケティング統括部の須田統括部長が登壇し、自社の変革のケーススタディを共有します。

後半は対談セッションとして、「研究者×実践者」による新たな変革論のエッセンスをお持ち帰りいただけるようなセッション内容を企画しております。

宇田川 元一 [埼玉大学経済経営系大学院]

埼玉大学経済経営系大学院
准教授

経営学者。1977年、東京都生まれ。立教大学経済学部卒業後、同大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。明治大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得。早稲田大学アジア太平洋研究センター助手、長崎大学経済学部講師・准教授、西南学院大学商学部准教授を経て、2016年より埼玉大学人文社会科学研究科(通称:経済経営系大学院)准教授。専門は、経営戦略論、組織論。対話を基盤とした企業変革について研究を行っている。また、大手企業やスタートアップ企業における企業変革やイノベーションの推進に関するアドバイザーとして、その変革を支援している。近著に『企業変革のジレンマ── 構造的無能化はなぜ起きるのか』(日経BP 日本経済新聞出版)、その他著書に『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』(NewsPicksパブリッシング)、『組織が変わる── 行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法2 on 2』(ダイヤモンド社)がある。2007年度経営学史学会賞(論文部門奨励賞)、日本の人事部「HRアワード2020」書籍部門最優秀賞受賞(『他者と働く』)

須田 和憲 [荏原製作所]

株式会社荏原製作所
マーケティング統括部 統括部長

早稲田大学理工学部卒業後、株式会社東芝に入社。東芝で鉄道事業の責任者を務めたのち、日本電産(現ニデック)で永守社長直下の新規事業開発統括部で統括部長として新規事業領域を軸にビジネス組成を牽引。2020年に荏原製作所入社。2022年1月より現職。現在、荏原グループの新事業とマーケティングを担当。

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