『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計の日本語訳の出版から、まもなく4年が経とうとしています。以前はぶ厚さのせいで「興味はあるけれども読みきれない」という方も多く、「DDD難民」などという言葉も生まれました。翻訳の出版に伴って読むことへの敷居は下がったものの、現在はまた別の問題が生まれているようです。つまり、DDDを適用しようとしても、具体的に何をするべきなのかがわからず、モデリング偏重になって全体としてのバランスが崩れてしまっているプロジェクトが出てきている印象があります。
本セッションでは、DDDで語られている内容を整理した上で、実際のプロジェクトに適用するためにどう解釈していけばよいのかをご説明します。
和智 右桂〔グロースエクスパートナーズ〕
グロースエクスパートナーズ株式会社
ITアーキテクト
JavaEE勉強会
グロースエクスパートナーズ株式会社、ITアーキテクト。開発のプロジェクトリーダーとしてお客様のシステムの開発・運用に携わりつつ、技術書の翻訳やカンファレンスでの登壇を始めとしたコミュニティ活動を行っています。訳書に『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』(翔泳社、2011、共訳)、『継続的デリバリー』
(アスキー・メディアワークス、2012、共訳)、『実践テスト駆動開発』(翔泳社、2012、共訳)、『組織パターン』(翔泳社、2013)『エッセンシャルスクラム』
(翔泳社、2014年)があります。