【19-G-3】 クラウドを支えるこれからの暗号技術

公開鍵暗号が発明されて約40年。今ではインターネットに必須の技術です。
しかし近年クラウドサービスの普及にともないデータの扱いに関する要件が多様化しています。たとえばデータを復号せずに暗号化したまま集計したい、暗号化したまま復号者を変更したいといったニーズです。
この講演では、従来の暗号では対応できないこれらの要件に応える新しい暗号技術を紹介します。

光成 滋生〔サイボウズ・ラボ〕

サイボウズ・ラボ株式会社
cybozu.comのバックアップシステムの開発に従事しています。自作アセンブラによる暗号ライブラリの実装が趣味です。
2005年 情報化月間推進会議議長表彰
2010年 電子情報通信学会(IEICE) 論文賞受賞
2013年 ペアリング暗号の世界最速実装
2014年 属性ベース暗号の実装論文がIEEE Trans. on Computersに採録
「数論アルゴリズムとその応用」研究部会(JANT)幹事
C++WG小委員会エキスパート
mitsunari.shigeo herumi https://github.com/herumi/