【15-C-1】 カイゼン・ジャーニー 〜たった一人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで〜

  

自分の開発現場のやり方を変えたいと思ったことはありませんか?開発をアジャイルにしていくことをはじめとして、良いソフトウェアをつくるための取り組みは人をワクワクさせます。幸いにして、世の中にはやり方の説明が溢れています。でも、適用しようとして上手くいかない、あるいは適用できそうにないとやる前から諦めたことも、ありませんか。その理由はきっとさまざまだと思います。やったことがないので実践は不安だ、一緒に取り組む仲間がいない、組織の考え方とあっていない。このセッションでは、どのようにして自分の場所を変えていくのか、私たち自身の物語を通じてお伝えしたいと思います。そう、変化は「たった一人から」でも始められます。

【境界のある開発、越境する開発、ソフトウェアの共創】市谷 聡啓
私は、開発チームをアジャイルにしていく、そして、チームの外側とは協働を進めていくためのやり方とあり方についてお話をします。具体的には、前例や分業にとらわれることなく自分から踏み込んでいく「越境」と、考え方の違いや役割によって活動領域を分け、守るべきものを守るための「境界」についてです。相反するこの2つの考え方と行動に一貫性を持たせるのは容易なことではありません。大切なのは、ソフトウェア開発の根っこにあるのが「共創」だということを、思い出すことです。

【カイゼンジャーニー、僕が越境できたわけ】新井 剛
これまで私が実践してきた組織カイゼンや、より楽しく仕事をする方法を紹介します。
社内で実践している「モブプログラミング」や「モブワーク」の秘訣、全プロダクトで実践した「バリューストリームマッピング」、会社に浸透している「見える化&カイゼンマインド」などを紹介していきます。会社やプロジェクトの背景や問題を認識しながら、ひとつずつ、一歩ずつ、ときにはパッションや熱量という加速装置を使いながら、変化していった奇跡とその技をお伝えします。

市谷 聡啓 [ギルドワークス]

ギルドワークス株式会社
代表取締役
DevLOVE

サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、ギルドワークスを立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。訳書に「リーン開発の現場」がある。
http://papanda.hatenablog.com/ papanda papanda0806

新井 剛 [ヴァル研究所・エナジャイル]

株式会社ヴァル研究所 開発部・部長
株式会社エナジャイル 取締役COO
DevLOVE

Codezine Academy Scrum Boot Camp Premiumチューター
CSP(認定スクラムプロフェッショナル)、CSM(認定スクラムマスター)、CSPO(認定プロダクトオーナー)
Javaコンポーネントのプロダクトマネージャー、緊急地震速報アプリケーション開発、駅すぱあとミドルエンジン開発などを経て、現在は、駅すぱあとエンジンを司る部門長として組織をマネジメント中。同時に、アジャイルコーチ、カイゼンファシリテーター、ワークショップ等で組織開発にも従事。Java関連雑誌・ムックの執筆、勉強会コミュニティ運営、イベント講演も多数あり。
http://araratakeshi.blogspot.jp araratakeshi araratakeshi