【16-C-3】 Gitで安定マスターブランチを手に入れる

  

小規模プロジェクトの場合、コードの守護神のような開発者がいればGitのマスターブランチの安定化は難しくありません。しかし大規模プロジェクトの場合、ブランチ戦略を考えないと、メインブランチの安定性はsubversion時代と大差ない結果になります。我々が目指したのは、「一秒」でも早く人の目に触れられる状態を作ることです。コードをpullするだけではなく、Kubernetesを始め様々なものを駆使して、「直ぐに確認」が出来る環境を目指しました。巨大プロジェクトで、安定マスターブランチを目指して試行錯誤した経験をお話します。

井上 誠一郎 [ワークスアプリケーションズ]

株式会社ワークスアプリケーションズ
Partner/Executive Fellow

ロータス株式会社時代、アメリカ・ボストンのIris Associates社に出向、Lotus Notesの開発に従事。その後、アリエル・ネットワーク株式会社の創業メンバーとして参加、CTOを務めていました。現在は株式会社ワークスアプリケーションズのエグゼクティブフェローとして、製品横断のパフォーマンス改善、開発インフラの改善、採用(グローバル)、教育等に従事。また、世界初の人工知能型ビジネスアプリケーション「HUE」開発のアーキテクチャー責任者を務め、グローバルでの開発を指揮しています。

三宅 泰裕 [ワークスアプリケーションズ]

株式会社ワークスアプリケーションズ
HUE & ATE Div. Manager

人工知能型ビジネスアプリケーション「HUE」のArchitectとして大枠の設計を終え、アーキテクチャの具現化に向けて開発者と共に日夜奮闘しています。現在はPaaS化に向けた社内ツール提供に軸足をおきながら、Cloud Native環境でのDevOps実現に取り組んでいます。