デバイスやデータの急激な増加、深層学習などの計算負荷の高いアプリケーションの登場、プライバシーへの関心の高まりなどを背景として、末端のデバイス上で計算を行うエッジコンピューティングへの需要が高まっています。エッジコンピューティングの普及の為には、高負荷な計算のエッジデバイス上での実行や多数のデバイスの運用管理の為の技術が必要である他、アーキテクチャの変化に伴う新しいビジネスモデルの確立が必要と考えています。本講演ではエッジコンピューティングやエッジAIの概要について説明した後、これらの課題へのIdeinの取り組みについて紹介します。
中村 晃一[Idein]
Idein株式会社
代表取締役CEO
2015年に東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻後期博士課程を退学しIdeinを設立し代表取締役に就任。大学時代の専門はスーパーコンピュータの為のソフトウェアの高速化技術を研究。2018年に英ARM社の選定するARM Innovatorに日本人として初めて選定。