プリンシプルとは「歴史のなかで人類が蓄積してきた、役に立つ普遍的な知見」のことです。
本セッションでは、“ともにつくる”ために役に立つプリンシプルを紹介します。
おかげさまで、弊社製品の、超高速開発のためのWebアプリケーション自動生成ツール「Web Performer」は、多くのお客様に長く愛される製品となりました。
Web Performerは、開発チームの仲間やお客様と共に、多くの人の多くの時間を費やし、作り上げてきました。
その活動において、“ともにつくる”ために役に立った、特に「人」「人と人の関係」に関するプリンシプルを、哲学/現代思想/心理学/社会学などの分野からピックアップし、わかりやすく説明します。
また、このプリンシプルを下支えに導出された、Web Performerを支えているドクトリン(前提/指針/戦略)もあわせて紹介します。
開発現場では、このドクトリンに従い、ソフトウェアの仕様を決め、チームの運営方法を決めています。
プリンシプルは、抽象度が高い情報ですが、それゆえに適用範囲が広く、開発はもちろん他の場面でも役に立ちます。
新しい抽象を手に入れると、世界をとらえるための手段が増え、自分の世界が広がり、可能性を広げるということにつながります。
プリンシプルを、良い変化や問題解決に活かせてもらえたら幸いです。
本セッション枠は、キヤノンITソリューションズ株式会社様より提供させていただきます。
上田 勲[キヤノンITソリューションズ]
キヤノンITソリューションズ株式会社
アドバイザリーソフトウェアデベロップメントスペシャリスト
超高速開発ツール「Web Performer」の開発を担当。技術書読書ブログ「Strategic Choice(2009年~2017年、現在閉鎖)」にて、約2000の読書ログをエントリ。難解な技術書をわかりやすく解説していると評判に。書籍「プリンシプル・オブ・プログラミング(2016年)」を上梓。プログラミング書籍のスタンダードの一つとなり、勉強会や企業の研修に数多く採用されている。中国・韓国にて翻訳出版。@ITにて「問題解決力を高めるコツはプログラミングの原則・思考にあり(2017年、全8回)」を連載。