開発に要した時間はおよそ4年。
2019年12月に満を持して初出荷されたのが、LOVEをはぐくむ家族型ロボット「LOVOT」です。
愛らしい外見をもつ一方、サーモグラフィーや障害物検知など、50以上のセンサーや機械学習、自動運転など、たくさんの技術が詰め込まれていることでも注目を集めています。
LOVOTを支えるテクノロジーは一体どのような仕組みなのか。
その裏側を解説しながら、これからのテクノロジーと、私たちの関わりについて考えていきます。
林 要[GROOVE X]
GROOVE X株式会社
代表取締役
GROOVE X 代表取締役。1973年愛知県生まれ。トヨタに入社。同社初のスーパーカー「レクサスLFA」の開発プロジェクトを経て、トヨタF1の開発スタッフ、量販車の開発マネジメントを担当。ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」プロジェクトメンバーの一人。2015年、ロボット・ベンチャー「GROOVE X」を起業。18年12月、同社より人のLOVEを育む家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」を発表。著書に『ゼロイチ』がある。