2020年コロナとともに日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)は進展しました。ただし、実際に様々な組織や現場を巡る中で見えてきたのは、「DX一周目の苦闘」ともいうべき状況でした。多くの取り組みの中で最大の課題となっているのは「戦略と現場活動の不一致」であり、求められるのは地に足がついた「構想と実現」を兼ね備えたチーム・組織作りです。このセッションでは、私が実際に参画し、実践してきたDX最前線でのプロダクトマネジメントと、その為の組織作りと運営について具体的な実例を元にお話します。2021年DX二周目に繋げていきましょう。
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市谷 聡啓[レッドジャーニー]
株式会社レッドジャーニー
代表
DevLOVE
サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、自らの会社を立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。訳書に「リーン開発の現場」がある。著書に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」「チーム・ジャーニー」「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」がある。