17-A-9 セッション

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17-A-9 07/17 16:40 ~ 17:20
"Manager"目線でAIに仕事を任せよう! AIエージェント活用リレーセッション

     

ChatGPTの登場から、あっという間にAIエージェント・AIエディターが登場し、開発現場での生成AI活用は爆発的に広がっています。しかし「AIにどう指示を出せばいいのか?」「手直しが多くてうまく使えている気がしない」「人に任せようか、AIに任せようか」といった、実際の活用に悩む声も多く聞かれます。 本セッションでは、人とAIの共通点と違いを捉え、明日からのチームやAIとの協働をもっとスムーズにするためのヒントとなるような発表を公募したなかから、3つのセッションをお届けします。AIとの開発が当たり前になりつつある今だからこそ、人間らしさが際立つ場面も増えています。この変化を楽しみながら、より良い協働を考えていきましょう。

【Devin×GitHub Copilotで“10人分”の仕事は出来るのか?】山河 征紀[ウルシステムズ]
「人は増やせない。でもたくさんの画面とAPIを短期間で作らなきゃ終わる!」
そんな状況で「Devin」と「GitHub Copilot」を投入して、“10人分の開発”をガチで試してみた話です。
正直どこまでいけるの?どうやったら10人分働けるの?AIと仲良くするコツあるの?そんな現場のリアルを、いいこともダメだったこともお話しします!
みんなで爆速開発の未来へ向かいましょう!

【マネージャーを諦めた僕のAIマネジメント】kenkoooo[estie]
Devin や Copilot Agent など、AI をチームメンバーとして開発チームに迎え、実装タスクをやってもらうケースが増えています。人間のメンバーと同様に指示を出すことで無限の体力で働いてくれる AI は開発のあり方を大きく変えるものではありますが、指示の出し方やタスクの渡し方に工夫が求められます。このセッションでは、AI にも有効なピープルマネージメントのノウハウや、逆にピープルマネージメントではアンチパターンとされている手法が AI には有効であるケースを紹介します。

【AIが間違えないように、間違えても見つかるように、構造的かつ分割的に指示する手法】澁井 雄介[LayerX]
各種AIを活用してコーディングやドキュメント作成を自動化することが増えました。私もアイデア出しにChatGPTを使い、コーディングにCursorを使い、ドキュメント作成にObsidianを使う日々です。しかしAIは私ではありません。私の考え方は自分しか知らないのです。AIから自分好みのドキュメントやコーディングを得るためには、AIに自分のスタイルを含めて指示する必要があります。そのプラクティスとして、プロンプトを構造的に書き、分割して管理する手法を編み出しました。AIが想定通りの結果を出すこと、または結果が想定外でも、間違え方を想定内に収める方法を説明します。

山河 征紀[ウルシステムズ]

ウルシステムズ

独立系ソフトウェアハウスにてPMとして重要プロジェクトを複数完遂した後、2008年ウルシステムズ入社。ミドルウェア、フレームワークの開発やITアーキテクチャー設計を得意とし、特にインメモリーデータグリッドを用いたリアルタイム処理でお客様のビジネスをリードする。OSSであるApache Geodeのコミッター。

kenkoooo[estie]

株式会社estie
スタッフエンジニア

東京大学卒業後、国立情報学研究所、リクルート、SoundHound、Indeedにてソフトウェア開発に従事。現在は株式会社estieにて、スタッフエンジニアとして開発組織全体の技術ビジョンと戦略的技術選定をリードし、開発生産性の向上や技術文化の醸成を通じて事業成長を支えるエンジニアリング基盤を推進している。

澁井 雄介[LayerX]

株式会社LayerX
ソフトウェアエンジニア
MLOpsコミュニティ

MLOps、インフラ、バックエンド、検索、データ、リサーチエンジニア、テックセールス、ネコ2匹の飼い主。 本業のLayerXでは主に検索、ワークフロー自動化、R&D、検索、クライアントワーク、その他諸々何でもソフトウェアエンジニアをやっております。AIで作業を効率化したら仕事が増えました。

【司会】近藤 佑子[翔泳社]

株式会社翔泳社
CodeZine編集部 編集長
Developers Summit オーガナイザー

岡山県出身。2014年に株式会社翔泳社へ入社。ソフトウェア開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集・企画に従事し、2017年から開発者カンファレンス「Developers Summit」を牽引。2020年よりCodeZine編集長を務める。2021年には、登壇者をすべて女性エンジニアとしたカンファレンス「Women Developers Summit」を創設。AIにインターネット以来の衝撃を受け、 「AIと踊る編集者」を掲げ、執筆・登壇・パフォーマンスなど多彩な個人活動を行っている。