2023年7月にAI需要予測システムの本格運用を開始したサッポロビール。これまで人の感覚に頼っていた需要予測において、人とAIが協働することで在庫の最適化に取り組んでいます。2022年10月から2023年3月の間に行われた機能検証では、人だけで行った場合と比較して、人とAIが協働した場合の予測精度が約20%上昇するなど成果も得ています。物流2024年問題もありサプライチェーンの再構築に注目が集まる今、企業ができることは何か。同社のサプライチェーンマネジメント部 部長 吉邑大輔氏が、AI需要予測の導入背景や具体的な活用方法を語ります。
吉邑 大輔 [サッポロビール]
サッポロビール株式会社
サプライチェーンマネジメント部 部長
1996年 サッポロビール(株)入社。グループ企業含め一貫してサプライチェーン部門にて経営戦略・物流企画・需給・調達等を担当。2017~20年のグループロジスティクス改革では物流子会社・サッポログループ物流(株)にて、請求支払の電子化と配車業務の効率化を推進。22年から現職にて、AI需要予測導入を皮切りにサプライチェーン改革を推進中。