TIMETABLEタイムテーブル

13:10 ~ 13:50 基調講演
デジタル化の本質とDX推進に関する政策展開

新型コロナウイルスという不幸な事案も重なり、地方・中央、大企業・中小企業の区別無く、あらゆる企業をグローバルなデジタル競争に巻き込んでいます。このような観点から、今回、DXレポートの政策担当官がデジタル化の国内外の事例や動向を交えながら、関連する政策展開について最新版であるDXレポート2.2や、デジタル産業宣言、そのガイダンスのとりまとめ状況も含めて紹介します。

和泉 憲明 [経済産業省]

経済産業省
商務情報政策局・情報経済課・アーキテクチャ戦略企画室・室長
  
平成8年12月より静岡大学情報学部助手。その後、産業技術総合研究所(産総研)上級主任研究員などを経て平成29年8月より経済産業省商務情報政策局情報産業課企画官、令和2年7月より現職。博士(工学)(慶應義塾大学)。その他、これまで、東京大学大学院・非常勤講師、大阪府立大学・文書解析・知識科学研究所・研究員などを兼務。

14:00 ~ 14:30
運用こそDXの要

DXやデジタル変革に進める際に、サービスの内容や機能開発については議論が進みますが、最初から運用を考えて進める企業はわずかです。DXが進んで来た段階で運用の課題に直面し、そこで成長が止まってしまうケースも見受けられます。そこで、どのように運用を検討していけばいいのか、目指す姿をご紹介します。

三角 正樹 [フィックスポイント]

株式会社フィックスポイント
代表取締役

1996年、(株)CRC総合研究所(現 伊藤忠テクノソリューションズ(株))に入社し、’99~2000年に米・シリコンバレーで勤務。’03年に独立し、フォースクーナを経て’13年、フィックスポイントを設立。

 

14:40 ~ 15:10
ローコード開発による民主化と、企業が目指すべき将来像

進まなくなったDX/迷走しつつあるDXなど、多くの課題を抱えつつも日々増え続けるアプリ開発要求に迅速に応えなければいけない。救世主としてのローコード開発とその限界、新たなアプローチとしての開発の民主化をどう取り入れるべきなのかについて、企業が目指すべき将来像も交えながらご紹介します。

加藤 確 [ServiceNow Japan]

ServiceNow Japan合同会社
ソリューションセールス統括本部 プラットフォーム事業部事業部⻑

国内メディア・製造系企業を経て、日本マイクロソフト(2005年7月から2017年9月:Evangelism Manager、開発ツールビジネス責任者を歴任)、Pivotal ジャパン株式会社、2019年1月よりサービスナウジャパンにてプラットフォームビジネスの立上げに従事。2005年から一貫してプラットフォームビジネスに関わる。

 

15:20 ~ 15:50 特別講演
失敗から学ぶチューリッヒ保険会社におけるデジタル変革

多くの企業がビジネス戦略を実現するために必須となるデジタル変革に挑戦するが、本当に成功する企業はほんのわずかと言われています。自動車保険を中心としたダイレクト保険を販売するチューリッヒ保険会社でも、今後の更なる成長を見込んで大規模なデジタル変革に挑戦するも、複雑に絡み合ったレガシーシステムやデジタル変革できないビジネス要件、変革をリード・実施するための人的リソース、組織文化などなど様々な課題に直面します。これらの課題は一朝一夕に解決できるものではなく、うまくリスク管理しながらデジタル変革を進めていく必要があります。このセッションではチューリッヒ保険会社の失敗から学びを得て導き出された当社なりのデジタル変革の実施手法をご紹介いたします。

木場 武政 [チューリッヒ保険]

チューリッヒ保険会社
Chief Information Officer/ITサービス本部 本部長

SAPジャパン株式会社に開発者として入社後、CRMパッケージベンダーの日本法人立ち上げや日本オラクル株式会社を経て2006年にはAIG株式会社に入社。 AIGでは損保事業のRegional CIOの補佐としてIT戦略策定、戦略プロジェクトの立ち上げならびに実行、グループ会社のITオペレーションの管理に従事。その後2012年に日本アイ・ビー・エム株式会社にアソシエイト・パートナーとして入社し、複数の外資系保険会社のプロジェクトを支援し、2014年6月にチューリッヒ保険会社に現職であるチーフ・インフォメーション・オフィサーとして入社。

 

15:50 ~ 16:40
休憩時間(こちらの時間帯の配信はございません)

 

16:40 ~ 17:10
EnterpriseZine編集部が語る「推し記事10選」と取材現場こぼれ話

若手からベテランまでの編集メンバーが担当した「推し記事」を紹介。記事に書けなかったこぼれ話、取材現場から見えてきた情シスやDXのホンネと課題について語ります。ITジャーナリスト・DBオンラインチーフキュレーターの谷川耕一氏もゲスト参加。

谷川 耕一

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーター

かつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリストとして、クラウド、データベース、ビッグデータ活用などをキーワードに、エンタープライズIT関連の取材、執筆を行っている。


京部 康男 [翔泳社]

株式会社翔泳社
メディア部門 EnterpriseZine編集部

EnterpriseZineの他、翔泳社のメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在は、嘱託社員の立場でEnterpriseZineをメインに取材・記事・コンテンツ制作にも携わる。


西隅 秀人 [翔泳社]

株式会社翔泳社
メディア部門 EnterpriseZine編集部




岡本 拓也 [翔泳社]

株式会社翔泳社
メディア部門 EnterpriseZine編集部

フリーライター、ニュースサイト編集、システム開発などを経験し、2020年8月よりEnterpriseZineを担当。


17:20 ~ 18:00 クロージングセッション
混迷するDX 実現に向けた“走り方”を2人の賢者に問う

DXという言葉がすっかりと定着した昨今、業界業種を問わずトップの大号令の下で現場社員が悪戦苦闘している様子が見受けられます。どのようにDXを進めればよいのか多くの方が暗中模索している中で、本セッションではDXの最前線をけん引している、福田譲氏と野口竜司氏を招へい。対談形式でどのようにDX実現に向けて歩みを進めればよいのか、その走り方のヒントを探ります。

福田 譲 [富士通]

富士通株式会社
執行役員 Executive Vice President CIO、CDXO(最高デジタル変革責任者)補佐

1997年SAPジャパン入社、23年間勤務、2014~20年の約6年間、代表取締役社長。2020年4月、富士通に入社、現職。CDXO(最高デジタル変革責任者)を兼務する社長の補佐、および社内ITの責任者CIOとして、同社自身のDX、日本型DXの探索・実践とフレームワーク化、そしてそれらの変革を推進するITシステム、IT部門、IT人材、そしてITガバナンスへの変革に取り組んでいる。「日本を、世界をもっと元気に」がパーパス。LinkedIn「インフルエンサー・オブ・ザ・イヤー2020」最も発信力のあるリーダー10 人に選出。

野口 竜司 [ELYZA]

株式会社ELYZA
取締役CMO

株式会社ELYZA 取締役CMOとして大規模言語AIでホワイトカラーDXを推進。ZOZO NEXT 取締役CAIOやZホールディングス Z AIアカデミア幹事を経て現職。大手企業向けのAI戦略/企画策定やAIプロジェクトのHands-onなどのコンサルティングを提供。日本ディープラーニング協会 人材育成委員、グロースX AI編の総指揮などを通じ、文系AI人材の育成支援を実施。著書に「文系AI人材になる」など。


【モデレーター】押久保 剛 [翔泳社]

株式会社翔泳社
メディア編集部 部長/統括編集長

2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、『MarkeZine(マーケジン)』の立ち上げに参画。2006年5月のサイトオープン以降、MarkeZineの企画・運営を一貫して担当。2011年~2019年までMarkeZineの3代目編集長を務めました。2019年4月よりメディア部門 メディア編集部 部長/統括編集長に就任し、同年9月よりEnterpriseZine編集長も兼任しています。