昨今、BtoB企業を中心にマーケティングオートメーション(MA)が注目を集めており、国内企業でも導入意向が高まっています。しかしツールありき、導入ありきでの取り組みは失敗のもと。実際に「導入したけど使いこなせない」「社内にコンテンツがなくてこまっている」といった現場の声も聞こえてきます。
海外大手ベンダーツールを中心にMAの普及が進む今、日本のBtoB企業における“失敗しないMA導入のコツ”とはなにか?MAの具体的な活用に欠かせないコンテンツマーケティングのプロとデータマネジメントのプロが語ります。
宗像 淳 [イノーバ]
株式会社イノーバ
代表取締役社長
福島県立安積高校、東京大学文学部卒業。ペンシルバニア大学ウォートン校MBA(マーケティング専攻、GMATスコアは770点/800点で世界のTop1%)。1998年に富士通に入社、北米ビジネスにおけるオペレーション構築や価格戦略、子会社の経営管理等の広汎な業務を経験。MBA留学後、インターネットビジネスを手がけたいという思いから転職し、楽天で物流事業立ち上げ、ネクスパス(現トーチライト)で、ソーシャルメデイアマーケティング立ち上げを担当。ネクスパスでは、事業開発部長として米国のベンチャー企業との提携をまとめた。
2011年6月に株式会社イノーバを設立、代表取締役に就任。
著作:『商品を売るなーコンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる』 日経BP社刊, 2014年
植山 浩介 [SATORI]
SATORI株式会社
代表取締役
東京大学大学院 情報理工学系研究科にて「Web閲覧履歴のデータ活用」を研究後、2003年 トライアックス株式会社を設立。コンテンツマッチ広告、クチコミ分析システム、学習個性分析、犬の性格分析、など「データ活用」に関する産学連携を実現。2013年 株式会社オークファンにて「商品データ活用」に関するデータマイニング担当取締役として、東証マザーズ上場。2014年 「マーケティングデータ活用」に軸足をうつし、マーケティングオートメーションツール SATORI を開発・提供開始。