最近マーケティングというとアドテクのような仕組みや、システム導入そしてビックデータ対応がクローズアップされます。
同様にオムニチャネルも、店舗とネットをつなぐシステム構築が優先されます。
しかしながら実際は、顧客から見た時に、その企業や事業が持つ魅力=専門性を自ら正しく理解し、サービス業として最大限に活用出来るようにするのが、マーケティングであり、オムニチャネルであると考えます。
写真・カメラの専門小売として、全国に1,300の直営店と8,000名の従業者がお取引先さまを含めて作る、キタムラのオムニチャネルの成長事例と、その中でのコンテンツを活用したマーケティング施策について詳細にお話させていただきます。
逸見 光次郎 [キタムラ]
株式会社キタムラ
執行役員 EC事業部長
1970年東京生まれ。1994年三省堂書店入社。1999年ソフトバンク入社。イー・ショッピング・ブックス社(現 セブンネットショッピング社)立ち上げに参画。2006年アマゾンジャパン入社。ブックスマーチャンダイザー。2007年イオン入社。ネットスーパー事業の立ち上げと、イオングループのネット戦略構築を行う。2011年キタムラ入社。執行役員 EC事業部長 書店時代、誰もが同じ価格(本代+交通費)で本が買える世の中にしたいと、ネット書店の立ち上げに参画。その中で、日本の小売においては、リアル店舗を活用したネットサービスが有効であるとわかり、アマゾンからイオンへ。店舗利用者かつ会員重視のネットスーパーを構築し、グループ全体のネット戦略を追求する中で、よりネットを活用するには商品・接客の高い専門性が必要と感じ、現在のカメラのキタムラに入社。約1,300の店舗網を活用し、EC関与売上430億円(宅配119億円、店受取311億円)。店舗とネットの更なる融合「人間力EC」を進める。