SNSで興味のあるものをなにげなく保存していることはありませんか。
情報過多の世の中では、「その都度検索」よりスマホに「興味のある情報だけ」を引き寄せておくことが多くなっています。“いまどき”の生活者は、ECサイトの「買い物カゴ」やSNSの「いいね」などを使って好きな情報を貯め、そこから「行ってみた」「やってみた」を楽しんでいるのです。
生活者の気持ちを満たすものは、もはや所有や購買自体ではないため、従来のマーケティング手法ではなかなか動いてくれません。消費につなげるためには、生活者の貯めている情報のプールに入り込み、欲求を誘発していく、複合的なアプローチが不可欠です。
本セッションでは、今後のBtoCマーケティングに必要な、行動デザインのポイントと生活者の「4つの欲求」を、事例とともに解説。「バズを生むだけでは不十分」と感じているマーケターの方々へ向けて、「マス+デジタル+リアル」で生活者の行動を促すポイントを共有します。
中川 浩史 [博報堂]
株式会社博報堂
博報堂行動デザイン研究所 所長
プロモーション領域を出自に、CRM、インタラクティブ、ナレッジ領域を経験。購買というKGIにコミットすべく、デジタルを活かしたIMCのアップデートと実践に従事。大手飲料、通信、電力、運輸等、プラットフォーム構築・運用の実績も数多く、キャンペーン型コミュニケーションにとどまらない、プロジェクト型の業務も多く担当。直近では、チャットボット、スマートスピーカー等テクノロジーを取り込んだ顧客体験や、デジタル/スマートフォン時代における購買行動モデルの研究・開発にも取り組む。