消費者との直接的な接点が少ないBtoBtoCのビジネスにおいては、データ活用の在り方を模索している企業がまだまだ多い印象があります。昨今の個人情報やデータへの関心の高まり、Cookieレスの流れを受けて、改めてデータ活用の形を検討している企業も多いのではないでしょうか。サントリーは、LTVの長いファンを創造することを目的にデータ活用に取り組んできました。ターゲットを絞って広告を運用するような商材は少ないため、以前より顧客の文脈・モーメントに寄り添ったコミュニケーションの強化に注力してきたといいます。データをもとに顧客理解を深め、よい体験を提供する――サントリーのデジタルで終わらないデータドリブンなコミュニケーションを例に、これからのデータ活用の在り方を考えてみましょう。
サントリーコミュニケーションズ株式会社
執行役員 デジタルマーケティング本部長
酒類の営業を経験したのち、ウイスキーのブランドマーケティングおよびウイスキー事業企画としてハイボール戦略などに携わる。
その後、2012年よりデジタルマーケティング担当。様々なデジタル施策のトライ&エラーを重ね、ブランドマーケティングに応用中。また、海外グループ会社と連携し、デジタル活用の推進を行っている。