8-A-5 09/08 13:40 ~ 14:25 「#アイスと平和」キャンペーンの狙いは?森永乳業「ピノ」が進めるロングセラーブランドの話題化戦略

1976年に発売を開始した「ピノ」は、誰もが知るロングセラーブランドに成長した一方、ブランドの鮮度低下によるコモディティ化や喫食頻度の低下を課題としていました。そこで2019年から2020年にかけてコミュニケーション戦略を見直し、現在は、時代にフィットしたコミュニケーション活動によって「再注目してもらい、好感度を高めていく」ことを目指しています。ブランドが蓄積してきた価値や特性と、世の中のタイムリーな関心事をどう掛け合わせてメッセージを作るか。SNSでの話題化のために、新聞広告などの他媒体をいかに掛け合わせるか。本セッションでは以下の事例を中心に、ピノが進めてきた「今化」の挑戦をお話しします。
【取り扱う事例(一部)】
・2020年「ピノ やみつきアーモンド味」のプロモーション
2020年11月から期間限定で発売した際、北海道新聞に広告を出稿。「また売れなかったらどうしよう」と不安な気持ちを素直に表現した広告メッセージが話題を呼んだ。発売に先駆け「文春オンライン」とのタイアップも実施。
・2021年の「アイスと平和」キャンペーン
「アイスと平和」をテーマに掲げ、「なかよしで行こう。」というメッセージの広告を制作。11月での解散が決定しているV6とタイアップした新聞広告は、SNS上で話題に。

加藤 雄大 [森永乳業]
プロフィール

森永乳業株式会社
営業本部マーケティングコミュニケーション部

2012年に森永乳業株式会社入社。2016年よりマーケティングコミュニケーション部で各種ブランドのコミュニケーションに関する業務に従事。2020年よりアイスクリームブランドの「ピノ」のコミュニケーションを担当。世の中のピノに関する話題量を増やし、生活者に改めてピノに注目してもらい、ピノのファンを増やすべく、各種コミュニケーション施策を展開している。

尾上 永晃 [電通]
プロフィール

株式会社電通
プランナー/クリエイティブディレクター

森永乳業 ピノ「アイスと平和」、ラルク30周年新聞広告、日経新聞「#駄言辞典」企画と出版、バーチャルイベントの企画と演出、チキンラーメンアクマのキムラー、宮本浩次ソロプロジェクトなどジャンルを問わず効果の出る仕事を馬車馬のようにやる実務主義者。国内外の賞を受賞。
TCCやACCやカンヌなど審査も。最近は草木の剪定のことばかり考えている。