昨今の小売業においてはアプリを用いた顧客体験やデータ収集、CRMの活用が浸透してきました。一方で、会員IDを持たない顧客との接点づくりやコミュニケーションについては別のアプローチが必要となっています。
日本全国にショッピングセンターを展開するパルコでは、早くからアプリを導入し、顧客を深く理解することで売り場での買い物体験をさらに高めてきました。現在では従来のCRMにとどまらず、SNSを通じた魅力の発信や、店頭販促のデジタル化、他社ブランドとの連携による来店維持施策に取り組んでいるといいます。
本セッションでは、同社CRM推進部を率いる北山氏が登壇。パルコが実践するCX戦略の現在地として、ゆるやかなつながりと強固なコミュニケーションを両立するデジタルマーケティングを語ります。
株式会社パルコ
CRM推進部 部長
1997年新卒入社後、SC PARCOを6拠点担当(うち1拠点は新規出店)。SC事業の中期計画立案を経て現職。現業務ではCRM推進部において、キャッシュレス決済、デジタル顧客コミュニケーション、オンラインストア、カスタマーサポートの既存4ミッションに加え、新規ミッションとしてONLINE PARCO(オンラインストアリニューアル、グランドオープンは来春)、OMOPOC、デジタルツールを使った店舗スタッフの業務削減、PARCOメンバーズ(全社横断ID会員基盤とコミュニケーション創設)に取り組む。親会社J.フロントリテイリング株式会社においては、デジタル前提の次世代ビジネスモデルの創造を目的としたデジタル戦略コミッティに参画中。