最新のテクノロジーを活用することで、顧客体験はどこまで進化するのか──その潮流を知る良い例として、ワコールの「SCANBE(スキャンビー)」があります。SCANBEでは、3Dボディスキャナーによるセルフでの計測体験を中心に様々な価値提供を行っているといいます。
実は2019年5月より、「3D smart & try(3Dスマート&トライ)」の名で既に導入していたこの3D計測サービス。2023年5月からは、「わたしを知って、わたしになる」をキャッチフレーズに、10~20代前半をターゲットにリブランディングしました(※)。そして、一部店舗では体型データを基に行うカウンセリングサービスも提供開始。さらに今後、下着を購入するだけでなく、様々モノやコトと出会える場として、このブランドを育てていくとのことです。
※3D smart & try導入店舗においては今後も順次、リブランディングを適用予定
本セッションでは、ワコール イノベーション戦略室の南氏が登壇。2019年にワコールが3D計測サービスを導入した背景、顧客のどんな“負”を解消したかったのか、そして、先端のテクノロジーを活用しつつも、人間らしさを大切にする店舗体験の設計法について詳しく解説します。
南 智沙 [ワコール]
株式会社ワコール
マーケティング本部 イノベーション戦略室 サービスデザイン担当 課長代理
2010年入社。百貨店での店頭販売員を経験後、販売員の育成に従事。2017年に3D計測サービス開発プロジェクトに参画し、2019年3D smart & try をローンチ。その後、プロジェクトマネージャーとして「SCANBE(スキャンビー)」へのリブランディングを実施し、現在はサービスの企画設計、顧客コミュニケーション全般を担う。