モノや情報が溢れる昨今。消費者は購買活動において、数多くのブランドや商品の中から取捨選択を迫られます。消費者を“選択疲れ”から解放し、買う理由=購買の納得感を醸成することが、ブランド成長の鍵と言えるのではないでしょうか。
2018年にD2Cファッションブランドの「SOÉJU(ソージュ)」を立ち上げたモデラートは、元々プロのスタイリストによるカウンセリング&スタイリングサービスを提供していました。提案したアイテムの購入率が高い点に着目し、自社でもブランドをローンチ。代官山に展開するショールーム型店舗の来店経験者は、年間EC購入金額が非来店者の約2倍に上るといいます。
オーダーメイドカラー剤宅配サービス「COLORIS(カラリス)」は、ポーラ・オルビス ホールディングス出身の梅野祐樹氏が2019年にローンチした事業です。ユーザーがWeb上で回答した髪の長さや太さ、理想の仕上がりなどを基に、1万通り以上の組み合わせからカラー剤の処方や染髪時間、トリートメント剤を提案。定期購入型のビジネスモデルで、立ち上げから1年で会員数2万人を突破しました。
本セッションでは両ブランドの責任者を招き、顧客の買う意思を引き出すための工夫について、商品開発やサービス設計などの観点から語っていただきます。
市原 明日香 [モデラート]
モデラート株式会社
代表取締役
1976年福島県生まれ。東京大学教養学部卒。2児の母。アクセンチュア株式会社で3年間経営コンサルティングに従事、ルイ・ヴィトンジャパン株式会社にて4年間CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)に従事。息子の看病、フリーランスの期間を経て、2014年12月にモデラート株式会社を設立。
稲葉 菜月 [ストークメディエーション]
株式会社ストークメディエーション
CBO/COLORISブランドマネージャー
1990年生まれ。2013年に株式会社ポーラへ入社し、ショップコンサルや美容教育に従事。2018年、株式会社ストークメディエーションの創業に携わり、ヘアカラーブランド「COLORIS」を立ち上げ。現在はブランドマネージャーとしてブランド戦略の構築・管理に従事。
モデレーター:渡辺 佳奈 [翔泳社]
株式会社翔泳社
MarkeZine編集部
1991年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を2013年に卒業後、翔泳社に新卒として入社。約5年間、Webメディアの広告営業に従事したのち退職。故郷である神戸に戻り、コーヒーショップで働く傍らライターとして活動。2021年に翔泳社へ再入社し、MarkeZine編集部に所属。