顧客データの活用は効果的なマーケティング施策実現に不可欠である一方、データの統合フェーズ、その先の実際の施策へ落とし込む活用フェーズと、それぞれで苦悩する企業は少なくありません。
本セッションでは、IDベース・サービス横断型で顧客データをCRM基盤とCDPに蓄積し、それらを各種施策に活用しているSUBARUで、データ活用を推進する安室氏が登壇。
同氏はDX推進にあたり、DMPを導入し「サイトのログ」「イベント参加者データ」「ECの購買データ」や「各ディーラーが持つデータ」など部署・組織間でサイロ化したデータの統合を推進。さらにそれらのデータを「カスタマージャーニーの理解」「広告配信の最適化」「顧客へのパーソナライズ」に活用し、オンライン商談や若者がメインターゲットの中古車サブスク、アプリなど多様な施策へ還元・展開しています。散らばったデータの統合と具体的な施策への落とし込みを同社がいかに進めたのか、順を追ってポイントや重要性を解説します。
株式会社SUBARU
国内営業本部 マーケティング推進部 宣伝課 課長(兼)ビジネスイノベーション部 カスタマーエクスペリエンスグループ 主査
2003年〜広告営業を5年経験した後、中途入社。入社後即ディーラー出向し、3年半販売現場を経験。 2011年〜出向復帰後はマーケティング部門にて東京モーターショー、オートサロン等のイベントや、モータースポーツ、パートナーシップ、メディアバイイングなど主にオフラインのマーケティングを3年半担当した後、Webトリプルメディアの運用を4年担当。2016年〜社内のデジタルトランスフォーメーションを担当しCDPやMA、アプリ、統合ID基盤の導入など、デジタルマーケティング基盤を構築。2023年〜宣伝課ではTV、デジタル、イベント、パートナーシップ、モータースポーツなど国内のプロモーション全般を担当し、CXグループでは購入前から購入後の顧客体験を設計構築を担当。また個人事業主としても活動中(会社から正式に許可を得ての副業)。