コロナ禍によって大きな打撃を受けた旅行業界。多くの関連企業が回復に向けてこれから動き出そうとする中、高級ホテル・旅館専門予約サイト「一休.com」は、2012年からデータドリブン経営に舵を切っていた結果、現在までで売上10倍、営業利益率5割超を達成しています。驚異的な成長のキーファクターはどこにあるのでしょうか?
そんな一休の代表を務める榊淳氏が、急成長のために取り組んだことを赤裸々に綴った書籍が『DATA is BOSS 収益が上がり続けるデータドリブン経営入門』(翔泳社)です。このセッションでは、本書の中から「顧客行動を見える化するフレームワーク」をピックアップ。売上やリピートに至るプロセスを理解するために、着目すべきデータと分析方法を紹介します。
株式会社一休
代表取締役社長
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)にて金融工学を駆使したトレーディング業務に従事。2001年に米国スタンフォード大学院のサイエンティフィック・コンピューティング学科修士課程を修了後、約10年間コンサルタントとして活躍。2013年に株式会社一休に入社し、2016年に代表取締役社長に就任。2023年からはLINEヤフー株式会社 執行役員 コマースカンパニー トラベル統括本部長も務める。ほかにも「国際医療ボランティア団体」特定非営利活動法人ジャパンハート 理事、株式会社じげん 社外取締役を務める。