日本で物価上昇・値上げが続いて、早3年。もはや物価が高い状態が当たり前になりつつあります。人々の財布の紐が固くなっていると思いきや、一部の人は節約に疲れてしまっていたり、意外と自己投資にお金を使う人も増えていたりなど、生活者のライフステージや価値観によって変化の度合いは異なるようです。イメージだけでは捉えきれない生活者の購買行動を、マーケターはどのように掴めば良いのでしょうか?
インテージでは、5万人を超える生活者から日々の買い物データを収集するほか、定期的な意識調査を実施。データや調査結果を基に、107項目の価値観スコアを独自に算出し、消費スタイルを「慎重購買型」「直感購買型」の2つのタイプに分類しています。
本セッションでは、両タイプの価値観と購買行動の特徴とともに、物価高を受けてそれぞれの購買行動にどのような変化が起きているのかを解説します。さらに、タイプ別/商材別の効果的な打ち手も紹介することで、自社のマーケティングに使えるヒントを示します。「本当に節約志向になっている?」「どんな商材なら、出費する?」購買データから、消費者のホンネを見ていきましょう。
榎本 裕 [インテージ]
株式会社インテージ
データマネジメント事業本部 企画推進部
2020年、インテージに入社。 流通業界を中心にデータ分析業務に従事している。小売業が持つID-POSデータに食・健康・買い物などに対する価値観の情報を紐づけ、お客様の価値観やライフステージを見える化する「Genometrics」のサービス運用・開発を担当。生活者の価値観データを利用したソリューション提供を行っている。