「お金を前へ。人生をもっと前へ」というミッションを掲げ、法人や個人のお金の課題を解決するサービスを提供しているマネーフォワード。法人向けのバックオフィスSaaSを提供する「マネーフォワードビジネスカンパニー」には20以上のプロダクトに対し、50名以上のプロダクトマネージャーが在籍しています。
横断的なプロダクトマネジメント組織「CPO室」設立の背景や、そこでの人材育成の取り組み、プロダクトマネージャーの育成プログラム「PM Forward Program」の全貌と企画の裏側についてお伝えします。
株式会社マネーフォワード マネーフォワードビジネスカンパニー CPO室 室長
50人を超えるプロダクトマネージャーが所属する、BtoB SaaS領域の横断的なプロダクトマネジメント組織「CPO(Chief Product Officer)室」の運営責任者。
主に、プロダクトマネージャーの育成・採用・組織開発を担う。
前職では、新卒から大手通信企業にて17年間勤務し、うち7年間はプロダクト企画開発としてBtoB SaaS事業の立ち上げ等を経験。
そのほか、法人営業分野を中心に事業戦略・営業企画・人事など幅広い業務に従事。
プロダクト開発には様々な難しさが含まれています。
本セッションではプロジェクト計画の遂行とコミュニケーションの課題に着目します。
なぜ進捗会議で気づけないトラブルがあるのか、早期発見と予防には何が必要なのか。
弊社での事例を題材にし、どのようなアプローチを行ったのかをご紹介します。
NCDC株式会社 プロダクトマネージャ/シニアエンジニア
フルスタックのエンジニアとしてB2B・B2Cのウェブアプリ・スマホアプリの開発経験を積む。
現在は自社プロダクトのPJ Insightの立ち上げに携わっている。
本セッションでは、プロダクト開発における「意思決定者」の役割を引き継ぐことになった時に、前任者と周囲から信頼を獲得して、新任者として活躍できるようになるためのヒントを提供します。
プロダクトマネージャーとして経験を積むと、社内で「リーダー」「マネージャー」へステップアップしたり、次のキャリアとして「1人目PM」「プロダクト責任者」「CPO」といった役割への挑戦が見えてきます。その際にキーとなる「前任者からの引き継ぎ」について、書籍やメディアにある教科書的で表層的な情報ではなく、具体例を交えながら、現場で真に必要な「心の問題」を含めて臨場感のある方法論をお話します。
STORES株式会社 事業統括本部
2020年からSTORES(旧hey)社にて、EC事業の社長からプロダクト責任者と事業責任者の役割を引き継ぐ。コロナ禍による爆発的なユーザー増の渦中でプロダクト開発と事業推進を舵取りした後、現在は全プロダクト横断的な事業企画を担当。個人でもスタートアップのプロダクト顧問として、創業者から1人目PMへの引き継ぎを支援。
過去にはグリー社にてゲームタイトルのプロダクト責任者、複数プロダクトの統括、後払い決済サービスの立ち上げを担当。東京大学工学部卒。
事業・プロダクト開発には2つの入り口があるように思います。一つは、ペインを軸とした「課題」の解決です。もう一つは、これまでにはなかった「ありたい姿」を追い求めるものです。後者の対象を、ある事業全体に対して、あるいは組織そのものに、または地域や社会といったように構造そのものに広げていくと、私達のプロダクト作りとは「システム(系)作り」へと発展することになります。そうなると、単一のPSF (Problem-Solution-Fit) の実現ではなく、どのような構造的な「変化」を作り出していくのか、と追いかけていく問いも変わることになります。プロダクトを通じて生み出したい「変化」とは何か、について考えてみましょう。
株式会社レッドジャーニー 代表取締役
サービスや事業についてのアイデア段階の構想からコンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイルについて経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、自らの会社を立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。
訳書に『リーン開発の現場』がある。著書に『カイゼン・ジャーニー』『正しいものを正しくつくる』『チーム・ジャーニー』『いちばんやさしいアジャイル開発の教本』『デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー』『組織を芯からアジャイルにする』『これまでの仕事 これからの仕事』がある。
プロダクトマネージャーが、活躍し大きな成果を作り出すには、ユーザー課題や提供価値に向き合うだけではなく、プロダクトチームやステークホルダーに対して「権限なしに他者に動かす」ことへも向き合う必要があります。常に”合理的で正統に感じられる”ことをやっていれば、人が動くとは限りません。
このセッションでは、「プロダクトリーダーシップ」のオーバービューを紹介しつつ、ビジョンや戦略、指標、ロードマップなど、光の当たりやすい「Aサイド」と言える分野ではなく、信頼獲得、マネージングアップ、パーソナルブランドなどの「Bサイド」とも言える側面について解説していきます。
明日から使える手法や、長期的にリーダーシップ開発するための具体的な方法をお伝えすることで、自身の行動と実際の影響力の間のギャップに悩む方のヒントになればと思います。
Product People株式会社 代表取締役 プロダクトコーチ
プロダクトコーチとして、多数のSaaS企業にてプロダクト作りやプロダクトリーダーシップに関わるコーチングやアドバイザリーに従事。 バックグラウンドは、プロダクトマネージャー、エンジニア、アジャイルコーチ、人事、またそれら分野のリーダーシップロール。翻訳書に『LOVED』『プロダクト・レッド・オーガニゼーション』。