旭化成は、幅広い分野での多面的なデジタル化の取り組み、DXの定着に向けた人材育成や企業文化の醸成が高く評価され、「DX銘柄」に3年連続で選定されています。全社でDXを推進する旭化成では、「グループ重大リスク」の一つとしてサイバーセキュリティ対策にも力を入れてきました。セキュリティインシデントの検知・対処を行うため自社内でSOC/CSIRTを運用しているほか、買収した海外現地法人に対してセキュリティモニタリングやICTの標準化を実施し、グローバル全体でセキュリティを確保しています。
サプライチェーンリスクの観点から、取引先に対するセキュリティ要求はますます強くなっており、多くの企業で様々な対策を講じる必要性に迫られているのではないでしょうか。本セッションでは、そのような企業のセキュリティ担当者の皆様の一助となるよう、旭化成が実施するサイバーセキュリティ対策を紹介します。
旭化成株式会社
デジタル共創本部 IT統括部 セキュリティセンター センター長
通信会社でのネットワークエンジニア、セキュリティエンジニアを経て、監査法人系コンサルティングファームでセキュリティコンサルタントとしてコンサルティング業務に従事。官公庁や金融、運輸業のクライアントに対するサイバーセキュリティや個人情報保護のコンサルティング、セキュリティ監査業務等を手掛ける。2018年に旭化成に入社以降、企業ネットワークの再整備やサイバーセキュリティ対策に携わっている。