昨今、サイバー侵害による深刻な情報セキュリティインシデントが後を絶ちません。もはやいつどの組織が同じ被害に遭うか分からないような状況下では、自社の情報資産を改めて見直し、攻撃に事前に備えることが必須です。
一方で、企業の中にはDXを推進するにあたってセキュリティの優先順位があまり考慮されておらず、セキュリティ対策に十分な投資がなされていない例も多く見受けられます。
本セッションでは、昨今の情報セキュリティインシデントから見て取れる企業の課題を分析し、企業の経営層、CIOやCISOがどのような対策を取るべきかについて提言します。特に、DXとサイバーセキュリティ確保に向けた取り組みを同時に推進する「DX with Cybersecurity」の観点から、経営層へ"明日の自社の未来を守る"ための示唆をお届けします。
情報セキュリティ大学院大学
教授
MIT科学技術政策大学院修了。東京工業大学社会理工学研究科経営工学専攻博士課程修了 経営工学博士。 損害保険会社のシンクタンク及びメーカーにて情報セキュリティに係る調査研究・コンサルティング、医療情報システム関連の業務等に従事。2004年~2018年情報セキュリティ大学院大学客員教授。内閣サイバーセキュリティセンター普及啓発・人材育成専門調査会委員、総務省情報通信審議会や国立研究開発法人審議会の専門委員他、政府機関等の委員会委員を歴任。日本セキュリティマネジメント学会、情報処理学会所属。企業や団体向け講演、多数。