私の肩書きには、エバンジェリスト、Advocate、Java Championという言葉が並んでいます。
一見すると、なんだか輝かしいエンジニアのように見えるかもしれません。
しかし50歳を迎えた今でも、自分は決して一流のエンジニアだと思っていません。
今の肩書きは特別な才能があったからではなく、チャンスを頂けたのと多くの皆様のご支援のおかげです。
初めて外資系企業に転職したとき、周囲には優秀なエンジニアが溢れており、自分の未熟さを痛感しました。
しかし、学生時代から愛してきたJavaについての情熱は常に心の中にあり、その情熱がいつしかチャンスを生み出し、私を Java エバンジェリストへの道へと導きました。
道のりは決して順風満帆ではなく、困難や挫折も多く経験しました。
このセッションでは、私の過去の経験を元に、若いエンジニアの皆様に、下記のメッセージをお届けしたいと思います。
「自分を信じて努力をし続けることで成長しチャンスが生まれます。そして良い方々と巡り合い、さらに良い方向に変わっていきます。自分を変えるのは、他人や組織ではなくご自身です。夢を持ちながら、どうぞコミュニティを通じてより良い将来へ向かってお進みください。」
Ask the Speaker(Q&Aコーナー)を実施する場合は、記載しているセッション終了時間頃より5分程度、同じ配信ページ上で行います。
寺田 佳央[Java Champion]
Java Champion
Japan Java Users Group
2001年、サン・マイクロシステムズ株式会社に入社しGlassFishエバンジェリストとして活動。
2010年、オラクルのサン買収後、日本オラクル株式会社でJavaエバンジェリストとして活動。Javaの最新技術情報の提供や、Javaコミュニティ活動の活性化を、日本Javaユーザ・グループ(JJUG)と共に行ってきた。
2015年7月、日本マイクロソフト株式会社に転職し、転職後もなおJavaエバンジェリストとして、マイクロソフト・プラットフォームにおけるJavaの利用促進・啓蒙活動を実施中。
2016年7月、日本人で2人目となるJava Championに就任。
2018年7月より、マイクロソフト・コーポレーションで日本人初のクラウド・アドボケイトとして活動を開始。JJUG幹事の一員でもある。
2013年、日経コンピュータ:我らプロフェッショナル 世界を元気にする100人に選ばれた。