11-A-1 09/11 10:00 ~ 10:40
「戦略的な」効果検証が必要な時代へ。データドリブンマーケティングで「いま取れる選択肢」と「利点・欠点」を知る

     

はじめに、本セッションのゴールは「複数の効果検証方法を組み合わせて、戦略的にデータマーケティングを行っていく必要性を理解すること」「そこで今取れる選択肢を知ること」です。

近年、マーケティングの効果検証は、難易度がますます高くなっています。「テレビ&デジタル」などと単純に言えないほど広告の出し先が多様化しており、媒体横断で全体最適を図るのが非常に難しい。一方、効果検証に使用できるデータはどんどん少なくなっており、従来通りの効果検証では立ち行かなくなってしまうでしょう。

高まる費用対効果へのプレッシャーにマーケターが応えていくためには、目的に応じて効果検証の方法を選択し、それらを複数組み合わせることで全体最適を図る。そして、そのための戦略を策定する必要があるのです。実はこの部分は、諸外国と比較して、日本が遅れているところでもあります。

本セッションでは、有用な効果検証の方法とそれぞれの長所短所を整理しつつ、これから社内外のパートナーと構築していくべきデータマーケティングの体制について3者でディスカッションを行います。MMMの導入を検討している企業、効果検証の課題が散在している企業のマーケターは、必聴の内容です。


田中 湧也 [Meta]

Meta
マーケティングサイエンスパートナー

IBMにおいてアナリティクス領域のITコンサルタントとしてML/AIソリューションの導入に従事。その後、楽天にてデータサイエンティストとしてCRM、効果測定、グロースハック等を推進。2022年7月よりFacebook Japanに参画し、Eコマース・通信業界のお客様の調査・分析を担当。またオープンソースMMM Robynの開発や日本における展開も担当。

平尾 喜昭 [サイカ]

株式会社サイカ
代表取締役社長CEO

2012年慶應義塾大学総合政策学部卒業。父親が勤める会社が倒産したことを原体験として、大学在学中に出会った統計分析から経営支援の可能性を見出し、2012年2月に株式会社サイカを創業。統計学と経済学をベースに、これまで数多くの大手クライアントでマーケティング精度向上のコンサルティングを行ってきた。その知見を基に、サイカの各種ツール開発におけるプロダクトオーナーを歴任。

モデレーター:松本 健太郎 [グロースX]

株式会社グロースX
執行役員

龍谷大学法学部卒業後、業務を通じてデータサイエンスの重要性を痛感し、大学院で統計学・データサイエンスを“学び直し”。デジタルマーケティングや消費者インサイトの分析業務などに携わり、定性データと定量データ両方の分析に精通する。2020年3月にJX通信社に入社し、マーケティングを統括。2023年1月より現職。