11-B-1 09/11 10:00 ~ 10:40
「自分用チョコ」「ひとりマグマ」……メリーチョコレートと博報堂生活総研が分析する、“自分自身の価値観と向き合う”消費者とは

  

メリーチョコレートカムパニーは、カラーバリエーションや商品付属のシールなど「推し」に合わせたデコレーションが楽しめる「推しと、私と、チョコレート。」というブランドを2023年より展開し、SNSなどで話題を集めました。贈答用商品を扱う同社ですが、バレンタインの“自分用チョコ”といった「自分自身の欲しいものを自分で選んで自分で買う」といった消費ニーズの高まりに応え、「ねこみゃみれ」「ジャミーラ」「ルル メリー」など多様なブランドを企画・展開しています。
博報堂生活総合研究所では、2024年のキーワードとして生活者が“ひとり”を求めるエネルギー「ひとりマグマ」を提唱。データから近年の「ひとり行動」ニーズの拡大を示し、その背景に「自分自身の価値観と深く向き合うことが増えた」生活者が増えている現状を分析し、意識や消費行動を明らかにする取り組みを進めています。
本セッションでは、両社の視点で「自分自身の価値観と向き合う生活者の、ニーズや消費行動」をテーマに掘り下げます。メリーチョコレートカムパニーからは消費者ニーズに応える商品開発やブランド作りについて、博報堂生活総研からは調査で見えた実態や意識を定性・定量データとともに解説していきます。


内濱 大輔 [博報堂]

株式会社博報堂
博報堂生活総合研究所 上席研究員

2002年博報堂入社。マーケティングプラナーとして、多様な市場カテゴリーでのブランディング、商品開発、コミュニケーション設計に従事。2015年より現職。人の生活変化を様々な角度から把握するため、これまでに「時間の使い方」「未来社会への願望」「高齢者」「家族」「消齢化」などの研究に取り組んできた。著書:『生活者の平成30年史 ~データで読む価値観の変化~』(共著・日本経済新聞出版・2019年)

高田 基位 [メリーチョコレートカムパニー]

株式会社メリーチョコレートカムパニー
マーケティング本部 本部長

1992年ロッテ入社。宣伝部で、TVCMや新聞、雑誌のグラフィック制作に従事の後、マーケティング部でコアラのマーチ、トッポ、パイの実のチョコ菓子ブランド担当者としてブランドの育成業務に携わる。2011年にポーランドのLOTTE Wedel(ロッテウェデル)社に役員として赴任し、Marketing、R&D、Export部門を管掌と経営に従事。帰国後、グループ会社の株式会社メリーチョコレートカムパニーでマーケティング本部の執行役員本部長に着任。現在に至る。

モデレーター:吉永 翠 [翔泳社]

株式会社翔泳社
MarkeZine編集部

大学院卒業後、新卒で翔泳社に入社しMarkeZine編集部に所属。学生時代はスポーツマーケティングの研究をしていました。