11-B-7 09/11 15:20 ~ 15:50
メーカー60社以上が協働して掴む「本当に知りたかったこと」 サッポロHDに学ぶ消費者インサイト分析の実践

     

「インサイト分析、行動変更の仮説検証をしたいのに、リアルな利用シーンの情報が足りない」「ファン化を促したいのに、その兆しがある顧客層がつかめない」というのはよくある悩みではないでしょうか。企業のインサイト理解や、ロイヤルカスタマー化につながる価値創造を実現するには、分析対象となるデータが何なのかを理解し、集める手段を発想することが求められています。
サッポロホールディングスでは新規事業として、一般生活者向けのアプリ「うちれぴ」を運用。食品メーカー約60社との協働により集めた「良質なレシピ」を掲載することで、生活者との新たな接点を得ているといいます。その結果可能となったのは、生活者の家庭ごとに、「何を購入したか」「どんな料理に興味を持っているか」「何を料理したか」「家族が料理にどのようにリアクションしたか」を一気通貫でデータ取得することです。
本セッションには、サッポロホールディングスで同アプリの事業をリードする保坂氏が登壇。アプリを通じた取り組みの経緯や実際の運用、データに基づく仮説検証のお話から、消費者インサイト分析の実践とそのPDCAが学べるセッションです。


保坂 将志 [サッポロホールディングス]

サッポロホールディングス株式会社
経営企画部 新規事業準備室 マネージャー

2010年に京都大学生命科学研究科修士課程修了後、サッポロビール株式会社へ、技術系新卒として入社。静岡工場パッケージング部・本社生産技術本部製造部での生産管理統括業務を経て、現職にて新規事業「うちれぴ」の事業統括を担う。2019年にサッポログループ全体で開催されたビジネスコンテストに応募、「うちれぴ」の原型となるアイデアで事業化挑戦権獲得。2020年4月より現部署にて、新規事業検討専任としてサービス・ビジネスの確立に日々邁進中。プライベートでは、3人のこどもをもつパパ。