STP、ロイヤルティ、新規獲得と離反防止、差別化、ポジショニング、キャズム。マーケティングには色々な理論やフレームワークがあります。
しかし、本当にそれらがワークするか、ちゃんと自分で確かめたことがあるでしょうか。
実は「定石」や「通説」と言われている理論でも、データを取って検証してみると、使い分けや場合分けを考えた方がよいものがあるようです。
では、どこまでなら鵜呑みにしてOKで、どこから注意する必要があるのでしょうか?
データドリブンの考え方が拡大・浸透した今でも、まだ無意識的・盲目的に有用と捉えてしまっているマーケティング理論や手法はたくさんあります。
それらを疑うことから、課題解決は始まるのかもしれません。それはイコール、自社や市場、顧客の実態を捉えた戦略を描くことにも繋がります。
本セッションでは、エビデンスベーストマーケティングの考え方を日本に広める芹澤連氏が、既成概念を説く入り口を授けます。
芹澤 連 [コレクシア]
株式会社コレクシア
コンサルティング事業部 執行役員
マーケティングサイエンティスト。数学/統計学などの理系アプローチと、心理学/文化人類学などの文系アプローチに幅広く精通。非購買層やノンユーザー理解の第一人者として、消費財を中心に、化粧品、自動車、金融、メディア、エンターテインメント、インフラ、D2Cなどの戦略領域に従事。エビデンスベースのコンサルティングで事業会社の市場拡大を支援する傍ら、執筆や講演活動も行っており、企業研修などの講師を務める。著書に『顧客体験マーケティング』(インプレス)、『“未”顧客理解:なぜ「買ってくれる人=顧客」しか見ないのか?』『戦略ごっこ―マーケティング以前の問題 エビデンス思考で見極める「事業成長の分岐点」』(日経BP)。日本マーケティング学会員。海外論文を読むのが日課。猫好き。