多くのマーケターが、自社の商品をヒットに導くべく試行錯誤を重ねています。しかし、商品の人気を一過性のブームで終わらせず、ロングセラーの状態まで持っていくためには、強固なブランド資産を築く必要性があります。
ヤクルト本社では、2021年春に「Yakult(ヤクルト)1000」の全国販売を、同年秋に「Y1000」の販売を開始。乳酸菌飲料市場を一気に押し上げました。2019年度に182億円だった同社の国内飲料・食品セグメントの営業利益は、2023年度に495億円まで拡大しています。
本セッションには、ヤクルト1000シリーズのブランド担当者が登壇。同シリーズの爆発的なヒットの背景にあった4P戦略などを語るとともに、安定的な供給が可能となった今取り組んでいること、そしてブランドの定着化やリピーター増に向けて今後取り組もうとしていることを語ります。
工藤 洋介 [ヤクルト本社]
株式会社ヤクルト本社
業務部 企画調査課 課長
2006年株式会社ヤクルト本社に入社。国内飲料食品事業に従事し、主に宅配チャネルの営業企画業務を経て、現部署に至る。現在、「Yakult(ヤクルト)1000」「Y1000」のブランド戦略の立案・推進に取り組む。