ロングセラー商品の停滞期を打破する手の一つにリニューアルがあります。ただしリニューアルは、変化を恐れる組織内からの反発やブランドイメージを毀損する懸念などから成功に至るのが難しいとされています。
ロッテの「パイの実」は、発売から40年以上経つ中で売上がずるずると下降線を描いていました。そこで、顧客の声を基に商品リニューアルを実施。製造ラインも巻き込んでパイの実の提供価値を見直し、パーセプションチェンジを図りました。その取り組みが功を奏し、リニューアル後の売上で前年比116%を達成。限定発売品も即日完売という驚きの実績を残しました。
本セッションでは、ロッテ マーケティング本部の久保田祐揮氏が登壇し、リニューアルの全容を語ります。また、リニューアル後に力を入れる「販促費をかけない売り方」についても紹介します。
株式会社ロッテ
マーケティング本部 第一ブランド戦略部 焼き菓子企画課 主査
2011年 株式会社ロッテに入社。量販店営業を経験した後、2017年本社部門で販売戦略やプロモーション企画を担当。2021年、マーケティング戦略部で、マーケティングロジック構築や消費者分析を担当。2022年「パイの実」「カスタードケーキ」のブランドマネージャーとして、ブランド戦略構築、新商品開発、プロモーション企画、リリース作成を担っている。