【14-E-1】ソーシャルネットワークとソーシャルファブリケーション

3次元プリンタやレーザーカッターを備えた市民工房であるFabLabは、世界145箇所にまで広がっています。日本のFabLabのひとつである、FabLab Kamakuraは、地域のローカルコミュニティや、ウェブ上のソーシャルネットワークを重ね合わせながら、この地域独特のものづくり文化を育んでいます。そしてここからは新しいスタートアップビジネスも生まれてきています。ここではITと工作機械が連動した、「集合知としてのものづくり」に関して、新たな視点を提示したいと思います。

田中浩也

FabLab Kamakura

1975年北海道札幌市生まれ。京都大学総合人間学部卒業。東京大学工学研究科博士課程修了。博士(工学)。2005年より慶應義塾大学環境情報学部専任講師、2008年より同准教授。2010年にはマサチューセッツ大学建築学部客員研究員を務める。経済産業省「未踏ソフトウェア開発支援事業」スーパークリエイター/天才プログラマー賞、日本グッドデザイン賞など受賞多数。市民包摂型ものづくり施設「ファブラボ」の日本における発起人であり、2011年には「ファブラボ鎌倉」を設立。2012年には慶應義塾大学SFCに「ソーシャルファブリケーションラボ」を設立した。デジタルファブリケーション技術と地域社会を結びつけた新しいものづくりのかたちを探求している。近著に「FabLife-デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」(オライリー・ジャパン)、「Fab-パーソナルコンピュータからパーソナルファブリケーションへ(監修)」(オライリー・ジャパン)

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