【15-E-8】OpenDataとハッカソンで変わる世界

オープンデータとは、政府や自治体などが持つ公共データをオープンに公開することで、よりよいアプリケーションを生み出すムーブメントです。オープンデータが日本でも広がるには、良いアプリケーションが必要です。良いアプリケーションやアイデアは、データの提供側にポジティブなフィードバックを与えます。Hack For Japan では、オープンデータをテーマにしたハッカソンを何度も開催してきました。オープンデータハッカソンで世界を変える。その為にはエンジニアが必要なのです。本セッションでは、オープンデータとエンジニアの関わりやハッカソンの内容について紹介させていただきます。

関治之

合同会社Georepublic Japan
Hack For Japan

大手ソフトハウスで金融系システムの構築などに従事後、1998年頃からweb業界に入り、スポーツや音楽などのコンテンツプロバイダで様々なメディア立ち上げのプロジェクトマネジメントを行う。Geo Developer として位置情報系のサービスを数多く立ち上げており、位置情報を活用したメディア(ジオメディア)の普及を目的としたフリーカンファレンス、ジオメディアサミットの主催でもある。OpenStreetMap や Hack For Japan といったオープンコミュニティで活発に活動中。

http://blog.georepublic.info/ @hal_sk Facebook

渡邉英徳

首都大学東京
Nagasaki-Hiroshima Archive
情報デザイン,ネットワークデザイン,Webアートを研究しています。代表作に「ヒロシマ・アーカイブ」「東日本大震災アーカイブ」「Nagasaki Archive」「Tuvalu Visualization Project」などがあります.沖縄県による「沖縄平和学習アーカイブ」では総合監修を担当しました。

@hwtnv Facebook

及川卓也

Hack For Japan Staff

第85回記念選抜高校野球大会に関東地区代表で出場する早稲田実業学校を卒業。大学では探査工学を研究。その後、外資系コンピューター会社と外資系ソフトウェア会社などで勤務。長年のIT業界の経験を活かし、スタートアップやNPOなどの技術面での相談にのる。2011年の東日本大震災の際に、有志とともに、ITで復興支援を行うHack For Japanの活動を開始する。
@takoratta

東富彦

株式会社国際社会経済研究所
Open Knowledge Foundation Japan

オープンデータの調査研究と日本でのオープンデータ推進活動を行っています。オープンデータとは、公的機関が保有するデータを民間に開放し、社会的課題解決からビジネスまで幅広く活用することによって、より良い社会の実現を目指す世界的な運動です。2月23日には世界から数十都市が参加するInternational Open Data Dayが開催されます。日本でもOpen Knowledge Foundation Japanがコーディネートし、東京・横浜・千葉など各地でハッカソンを開催します。

@TomihikoAzuma Facebook

中井康裕

経済産業省 商務情報政策局 情報政策課 情報プロジェクト室 室長補佐

 現在、公的機関が保有するデータをより使いやすい形で開放する「オープンデータ」は、政府全体で取り組むべき課題の一つとして取組が進められています。
 その中で、経済産業省では、このオープンデータを経済活性化につながる重要な政策として考え、政府の中でも先行的な試験実施として、Open DATA METIサイトの立ち上げやオープンデータアイデアボックスの実施を行っています。