テーマセッション

川田 寛

川田 寛
NTTコムウェア株式会社 技術SE部
html5jエンタープライズ部 部長

Profile

NTTコムウェア株式会社、技術SE部にてWeb技術者をしています。
Web技術者コミュニティを運営しており、日本マイクロソフト・JJUG・SenchaUGなど、エンタープライズのWeb技術に影響を与える団体を巻き込み、数多くのイベントを開催し、業界の発展に貢献してきました。個人活動としては、10万PV/月を超える技術者ブログ「ふろしき.js」を運営、カンファレンス講演やメディア寄稿も行っています。
みなさまには、デブサミ委員の活動を通じ、Web技術進化の中で起きた重要なテーマを発信させて頂きます。

Story / 担当コンテンツについての想い

サーバのサービスは、クラウドからIaaSにAWSなど、オープンなネットワークの上で、目まぐるしい速度で変化を繰り返しているように思えます。
クライアントはどうでしょう?
新しいWeb技術は、多様なプラットフォーム、様々な開発ツールが出現し、SI領域への活用も広がっている中、未だHTML5というプラットフォームでの議論の域を抜け切れていないように思えます。汎用化の進んだ技術はオープンへの置き換えが進むのが定石ですが、クライアントという領域はまさにこれから進もうとしている段階です。クライアントは、サービスの形、デザインの姿、ユーザビリティ、また人々の生活に強く関わる領域であり、サービス主体の技術進化が求められる今後のビジネスでは、その中核として位置づけられる可能性を秘めているのではないでしょうか。

佐川さんの講演について
クライアントで大量のビジネスロジックを処理するという技術は、90年代末のVBを中心に、ベンダ技術の活用により賄われてきたように思えます。それが近年、Web技術を活用した「SPA(Single-page Application)」の登場を筆頭に、全てをオープン技術のみで実現しようという流れに入りました。
SIの領域では、強い「待ち」の文化を持つ金融系システムへ導入したという事例は、かつてLinuxやJavaにもあったオープン技術へのシフトに似た、「変化」を感じさせる重要な事件のように思えます。

今いちばん興味のあるStoryについて教えてください。

石本さんの講演について
Web技術は大きく進化しましたが、それはプラットフォームが中心だったように思えます。開発プロセスにフォーカスすると、まだその議論は未成熟であると言わざるを得ません。ハッカーだけが使いこなせる技術ではなく、広く利用できる技術であることが求められているはずです。Gruntを中心とした統合的なWeb開発ツールは、かつてのEclipseにも似た、安定した開発プロセス作りの最初の一歩目とも捉えることができ、今後の開発の考え方に多大なインパクトを与えるに違いないと睨んでいます。

高橋 憲一

高橋 憲一
株式会社スマートエデュケーション
Hack For Japan スタッフ

Profile

震災以降Hack For JapanのスタッフとしてITで出来る復興支援とは何かを考えて活動を続けています。2012年11月から始まった東北TECH道場では石巻会場の講師として頻繁に石巻を訪れ、イトナブ石巻の理事も務めることになりました。本業はAndroidやiOSのアプリ開発エンジニアで、これまで3Dグラフィクスエンジンやセカイカメラの開発に関わり、現在は(株)スマートエデュケーションにて子供向けの知育アプリの開発に携わっております。

Story / 担当コンテンツについての想い

プログラミングにせよデザインにせよ、どんなことにおいても上辺だけではない核となるStoryがあるものはそれを使ってくれる人の心に響くと思います。品質に気を使う、使いやすいデザインを考える等、自分の作るものに心を込めて開発していくのはStory を紡いでいくようなものではないでしょうか。デブサミで様々な方々の Story を聴いて共鳴して、皆さんのStoryに繋げていってもらえればと思います。

Smashing Android UI, Androidデザインの極意...
iOSアプリの単なる移植に留まらないAndroid アプリの開発における効果的なUIを考える上でのヒントを聞くことが出来ると思います。
Cocos2d-Xによるマルチプラットフォーム開発...
クロスプラットフォームなネイティブアプリ開発をする際の1つの選択肢として参考になる話です。
スマートフォンとハードウェアの連携...
今後はスマートフォンと何らかのデバイスを連携することが増えていくでしょう。早くからリサーチを続けている佐々木さんからは含蓄のある話を聞くことが出来ると思います。

今いちばん興味のあるStoryについて教えてください。

多くの人に長く使われているアプリやサービスが現在の形になるまでにどのような考えでどのように変化して来たのか、そんなStoryに興味があります。


竹迫 良範

竹迫 良範
サイボウズ・ラボ株式会社
Shibuya Perl Mongers

Profile

広島市立大学情報科学部を卒業し、大企業向けパッケージソフト開発に従事。 オライリーPerlクックブック第2版 監訳、Microsoft MVPアワード(Developer Securit)、経済産業省U-20プログラミングコンテスト審査委員、IPAセキュリティ&プログラミングキャンプ講師、SECCON実行委員長、CTFチャレンジジャパン2012 CTF大会実施ワーキンググループリーダーなど。

吉田 雄哉

吉田 雄哉
株式会社co-meeting 取締役CTO
くもの学校

Profile

2011/3/14より同じ会社に勤めていた同僚で株式会社co-meetingを起業しました。最近は「パブリック クラウド えばんじぇりすと(略してパクえ)」と名乗り、クラウドに関するベンダーを超えた講演や執筆、企業向けのテクニカルアドバイザーを行っています。「くもの学校」というグループにてビジネス創出のミートアップイベントやワークショップを全国各地で実施中。


和田 卓人

和田 卓人
タワーズ・クエスト株式会社
TDDBC

Profile

タワーズ・クエスト株式会社 プログラマ兼取締役社長、テスト駆動開発者。
テスト駆動開発(TDD)に関する文章や講演、ハンズオンイベントなどを通じてTDDを広めようと努力しています。今日もグリーンバンド(テスト駆動開発者の証)を左手に着け、テストと共にコードを書いています。
『プログラマが知るべき97のこと』『SQLアンチパターン』(オライリージャパン)監修。

Story / 担当コンテンツについての想い

以前「自分語りはデブサミの華」と言ったことがあります。今年はどんな人がどんなStoryを語ってくれるでしょうか。技術の背景にあるエンジニアの思いを、デブサミに聴きに来てみませんか?

公募A:45min Session

猪股 健太郎

猪股 健太郎
日本ユニシス株式会社
日本C#ユーザー会

Profile

日本ユニシス株式会社で、Microsoft .NET技術によるシステム開発の標準化推進部署に所属しています。開発プロジェクトではアーキテクトチーム/標準化チーム/システム共通チームなどと呼ばれるロールで働くことが多いです。今年もMicrosoft MVP for Visual C#を受賞しました。

Story / 担当コンテンツについての想い

アジャイルソフトウェア開発のユーザーストーリーになぞらえるなら、利害関係者にとっての価値をシンプルな言葉で表したものです。誰にとって、何のために、何を実現したいのか。Storyによってゴールを共有できます。大きくて抽象的なStoryは、私たちのモチベーション向上につながる〝ビジョン〞になるでしょう。小さくて具体的なStoryは、アクションという実践に落とし込むために必要でしょう。私たちの大小さまざまなStoryを、デブサミ2014という場で共有しましょう。

今いちばん興味のあるStoryについて教えてください。

エンタープライズ領域においてパブリッククラウドを利用するストーリー。単純なコスト削減のため以外の、攻めの経営につながるようなストーリーを聞きたいです。

沖田 邦夫

沖田 邦夫
株式会社ディー・エヌ・エー
shibuya.rb / 日本Seleniumユーザコミュニティ

Profile

精密機器メーカーでの新規事業開発でAPI・インフラ・システムアーキテクチャの設計・開発・テストをひと通り経験後、DeNAでグローバルなプラットフォームの品質保証を行うテストエンジニアをやっています。


河村 嘉之

河村 嘉之
日本Javaユーザグループ 副会長

Profile

大学を卒業後、メーカー系SI会社に勤務し、サーバサイドJavaを中心とした先端技術の調査を担当しました。2度の米国勤務を経験し、その後、オープンソース系のベンチャーを経て、現在クラウドベンダに勤務しています。こちらの会社では、テクニカルコンサルタントとして、プラットフォーム上でシステムを構築するお客様やSIパートナー企業を技術面からサポートしています。
社外のコミュニティ活動にも積極的に参画し、日本Javaユーザグループ・日本Springユーザグループでは幹事として活動しています。

Story / 担当コンテンツについての想い

世の中を見回すとすごいサービスやアプリケーションがあり、自分とは遠いところにあるのでは無いかと思うかもしれません。でも、それらもきっと最初は一行のコードやふっとしたアイディアから始まったはずです。その一歩一歩のアクションが集まり紡がれていくことにより、そこにストーリーが生まれ、人々が集まってきます。そんなストーリーをぜひデブサミに聞きにきてください。

永瀬 泰一郎

永瀬 泰一郎
グリー株式会社 インフラストラクチャ本部
java-ja

Profile

1983年生まれ。エンタープライズSIのアプリケーションアーキテクトからコンシューマのインフラエンジニアへ転身。
Webアプリケーションの開発からフレームワークのインテグレーション、ミドルウェアの評価やインフラの構築まで幅広く経験し、最近は大規模分析基盤の開発を行っています。
勉強会・イベントに顔を出すかたわら、運営のサポートなどでコミュニティへの貢献を行っています。
吹いて踊れるエンジニアを目指すため開発だけにとどまらず様々な分野で活動中。

Story / 担当コンテンツについての想い

昨年のテーマはAction!でしたが、みなさまこの一年で自分らしいAction!ができたでしょうか?
今年はAction!という「点」を繋いでStoryという「線」を紡ぎます。
Action!あってのStoryですが、ふだんの業務に忙殺されるとそもそもAction!を起こすタイミングを見失ってしまうことも多いのではないでしょうか。
デブサミ2014に登壇する方々のStoryはどれも刺激的な内容で、Action!をおこなうきっかけになること間違いありません。自分たちの過去のStoryを振り返り、これからやりたいAction!や今まで実践してきたAction!の棚卸しをおこなって、いっしょに未来のStoryを考えていきましょう。

公募B:EnterpriseTED

荒井 千恵

荒井 千恵
DevLOVE / qpstudy / WHY-WG / 日本アンドロイドの会

Profile

大学時代からのホテルの配ぜんをした後、元からのITへの興味で中小SIerに転身。
在職中にDevLOVEに出会い、ITへの期待が高まり、翔泳社を経て、現在は自分の気の向くまま生きています。
趣味は読書、カメラ、ワイン、ジョギングです。

Story / 担当コンテンツについての想い

いま、あなたが所属している現場で、何か貢献したなーと思い浮かぶことはありますか?
ちょっといい風に変わったな、と思える事であれば自分がやったことでなくても、構いません。
また同じような場面に出くわした時に、自分で取り入れればいいのです。そんなチップスを増やせるのが、Enterprise TEDセッションです。

石沢 ケント

石沢 ケント
株式会社電通国際情報サービス
要求開発アライアンス 執行委員

Profile

1974年生まれ。SIerでプロジェクトマネージャーをするかたわら、ビジネス・ITシステム・エンジニアをつなぐ領域について興味を持ち各種の勉強会コミュニティに顔を出しています。上流工程に特化したオープンコミュニティ「要求開発アライアンス」の執行委員としても活動。技術士(情報工学部門)。

Story / 担当コンテンツについての想い

今年もデブサミの壇上では素晴らしいスピーカー陣が発表を行います。しかし、学びは壇上の上だけにあるのではない。だれもが自分のStoryを持っています。同僚や同じプロジェクトメンバーとStoryを交換したり共有していますか?そんなことを考えながら、今年も公募により、普段発表する機会の無い「ふつうの人」による発表セッション「エンプラTED」を開催することになりました。ぜひ等身大のStoryをみなさんと共有したいと考えています。


川添 真智子

川添 真智子
ユニバーサルファシリテーションズ 代表
日本Javaユーザーグループ 幹事

Profile

ユニバーサルファシリテーションズ
IIBA日本支部代表理事
日本Javaユーザグループ幹事
アジャイルプロセス協議会運営委員
アジル経営WG、WHY-WG
ソフトウェア開発、プロジェクトマネジメント、ITサービスマネジメント、ビジネスアナリシスと、幅広い分野での実績を持ち、おもにビジネスとITの、組織と組織の橋渡しをすることで、組織や社会の継続的な成長の支援をおこなっています。

Story / 担当コンテンツについての想い

Storyとは、誰もが持っているモノ。
それは、生きてきた証し。
そんなたくさんのストーリーが、デブサミに集まってひとつになって、壮大な物語りになるのです。

オトナになると、多くのじかんを仕事に費やします。
仕事が楽しくないと、人生のほとんどの時間を退屈に過ごしてしまうことになります。
actionは、楽しく生きるためのオトナの知恵であり工夫です。
そして、actionの結果がStoryです。
TEDは、楽しく生きるためのオトナの知恵を共有する場です。

高柳 謙

高柳 謙
株式会社gumi TS&D 技術教育チーム
WHY-WG

Profile

新卒最初の仕事が事務所の閉鎖という経歴を持ちます。企画→デバッカー→プログラマ→下請けのSIerとなり、同じプロジェクトに携わる為などで、いくつか小さい会社を転職したりもしました。仕事にしても成長にしても人は働く環境に一番影響されると考え、社外のコミュニティと関わりながら企業と共に働く感覚を求めていくようになりました。2012年8月から株式会社gumiで、社外コミュニティで観た熱を社内で発生させる事を意識しながら、研修デザイン・ファシリテーター・コーチングをしています。社外の相談にものってます。

Story / 担当コンテンツについての想い

個人の持つStoryは、もちろん1つとして同じものはありません。でも、そのStoryの中でポイントとなるような共有する「何か」は同じものがあったりします。例えば、同じ年に同じ会社に新卒で入社したとか、転職したとか、サッカーワールドカップのあの試合のあの会場にいたとか、あのワークショップの隣の席に座っていたとか…。デブサミに参加者として出るようになって、私にとっての共有するポイントが多くなったことは間違いありません。さらにセッションコンテンツを提供するために過ごした人たちとの濃い時間は、そこからのつながりでStoryが何度も交差する感覚もありました。昔よりもこのザッピングのような感覚は活かされているし、面白いものでもあると考えています。

今いちばん興味のあるStoryについて教えてください。

今興味のあるStoryは、主役ではないStoryなのかもしれません。ファシリテーターということに興味を持ったからかもしれませんが、登場したことすら知られてなくても、そのシーンには確かに存在した…。そんな味のある人から人の、メインストリームから他のメインストリームなStoryに横断しているStory。ある意味、名脇役というStoryへの関わり方。そんな風でありたいと思う今日この頃です。

アドバイザー

玉川 憲

玉川 憲
アマゾンデータサービスジャパン株式会社 技術統括本部 本部長
JAWS-UG (AWS User Group)

Profile

アマゾンデータサービスジャパン株式会社 技術統括本部長
1976年大阪府生まれ。東京大学工学系大学院機械情報工学科修了。米国カーネギーメロン大学MBA(経営学修士)修了、同大学MSE(ソフトウェア工学修士)修了。
AWSの可能性に魅せられ、2010年に日本市場の立ち上げにエバンジェリストとして参画。2012年より、アーキテクト、トレーニング、コンサル部隊を統括。CDPの発起人。イカとミスチルとAWSをこよなく愛する。普段の趣味は子育て、テニス、フットサル。2013年の目標はトライアスロン完走。
『Amazon Web Services クラウドデザインパターン 設計ガイド』『Amazon Web Servicesガイドブック』『アジャイル開発の本質とスケールアップ』他、著作翻訳多数。