生成AIとコーディングエージェントが現場に浸透し、ソフトウェア開発のあり方そのものが大きく変わり始めています。人月単価で見積もる従来のSIビジネスも、新しい価値の作り方を模索するフェーズに入ってきました。
そんな時代に、いち早く人月モデルとは異なる道を歩み続けてこられたのが、ULSコンサルティングの漆原茂氏と、ソニックガーデンの倉貫義人氏です。発注者側に立つ「戦略的IT」と、顧客に伴走する「納品のない受託開発」――同じ問題意識から生まれた2つの解は、AI時代の私たちに何を語りかけてくれるのでしょうか。
SIerに求められる新しいビジネスモデル、エンジニアに必要となるスキル、若手人材の育成など、これからの受託開発と働き方をめぐる景色を、お二人の対話から一緒に描いていきます。
漆原 茂 [ULSコンサルティング]
ULSコンサルティング株式会社
取締役会長
AI駆動開発コンソーシアム
上場企業を経営しつつ、毎晩AIエージェントと一緒にコードを書きながら寝落ちするエンジニア。エンタープライズアーキテクチャやクラウド設計、生成AI、大規模分散システム、超高速処理が大好き。東京大学工学部卒、1989年より2年間スタンフォード大学コンピュータシステム研究所客員研究員。2000年にウルシステムズ(現 ULSコンサルティング)を創業、2006年に上場。独立行政法人情報処理推進機構の未踏アドバンストプロジェクトマネージャー、一般社団法人Generative AI Japanの設立発起理事も務める。2025年10月にはAI駆動開発コンソーシアムを共同で設立した。先端技術とスタートアップを心から敬愛している。
倉貫 義人 [ソニックガーデン]
株式会社ソニックガーデン
代表取締役社長
大手SIerで立ち上げた社内ベンチャーをMBOし、2011年にソニックガーデンを設立。月額定額でプログラマが顧問のように寄り添う「納品のない受託開発」を展開しつつ、本社オフィスの撤廃、管理のない経営、若手育成のための徒弟制度など新しい経営と働き方を実践している。2018年に株式会社クラシコムの社外取締役、2024年から取締役CTOに就任。著書に『人が増えても速くならない』『「納品」をなくせばうまくいく』など。
https://kuranuki.sonicgarden.jp/blog/
【司会】近藤 佑子[翔泳社]
株式会社翔泳社
CodeZine編集部 編集長
Developers Summit オーガナイザー
岡山県出身。2014年に株式会社翔泳社へ入社。ソフトウェア開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集・企画に従事し、2017年から開発者カンファレンス「Developers Summit」を牽引。2020年よりCodeZine編集長を務める。AIにインターネット以来の衝撃を受け、 「AIと踊る編集者」を掲げ、執筆・登壇・パフォーマンスなど多彩な個人活動を行っている。